この記事では「この場を借りて」について解説をします。
「この場を借りて」とは?意味
この状況を使う、という意味です。
「この」は話し手が今目の前にしている事柄や場面を指します。
「場」はある事柄が行われるところという意味です。
「借り」には、ある目的のために、一時的にそのものを使うという意味があります。
これは返すことを前提にしていません。
「この場を借りて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある場面を利用して何かを伝えたいときに用いられます。
たとえば、お礼を述べるときです。
パーティーの席のことで説明をします。
このパーティーは、企業が10周年を迎えたことを祝うものです。
この場には、その企業で働く人はもちろん、取引先やお世話になった人などが集まっています。
集まりの場では、代表があいさつをすることが一般的です。
企業が10周年を迎えられたのは、多くの人の力があったからです。
そのお礼をあいさつの場を使ってすることにしました。
このときに「この場を借りて、感謝申し上げます」といった使い方をします。
ひとりひとりに直接感謝を伝えられるとよいのですが、それが難しいこともあります。
そういったときは、集まりの場などを使ってお礼を述べてもよいでしょう。
感謝を伝えないよりは、集まりの場などを使ってでもお礼を述べた方がよいです。
また、この言葉は「お借りして」とすると敬意を示す表現になります。
「お〜する」の形になり、謙譲の意を表し、相手を敬います。
「この場を借りて」を使った例文
・『この場を借りて、お伝えしたいことがございます』
「この場を借りて」の返答や返信
集まりの場でお礼を述べたときは、感謝の気持ちを受け取っておきましょう。
多くの人に向かって伝えているので、この場で返答をする必要はありません。
知らせたいことがありますという場合は、この後に述べられる事柄に耳を傾けてください。
報告の内容によって、その後の対応の仕方は変わります。
まとめ
この言葉は、ある場面を使って何かを伝えるときに用いるものです。
お礼を述べたり、報告をしたりするときに使われます。
多くの人に伝えたいときは、その場面を利用して伝えるとよいでしょう。