この記事では、ビジネスシーンでよく使われる「この度は見積もりのご依頼をいただき」のフレーズについて、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「この度は見積もりのご依頼をいただき」とは?
「この度は見積もりのご依頼をいただき」のフレーズを、言葉毎に分解し、少し詳しくその意味等を解説します。
まず最初の「この度」の読みは「このたび」で「今回や、今度のこと」を意味します。
次の「見積もり」は「製品やサービス等の費用等を、前もって概算すること」を意味する用語です。
また、「ご依頼いただき」は「用件を頼むこと」を意味する「依頼」に、敬意を表す接頭辞の「ご」が付けられ、その後ろに「〜してもらう」ととの意味の謙譲の助動詞である「いただく」の連用形「いただき」が付けられた表現です。
「ご〜いただく」で敬語表現を構成しています。
したがって、「この度は見積もりのご依頼をいただき」の文字どおりの意味としては「今回は費用等の事前概算を頼んでもらい」となり、端的に表現すれば「今回は見積もりを依頼してもらい」で、その敬語表現となります。
「この度は見積もりのご依頼をいただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは、見積もり依頼をもらった方に返答する文章の冒頭で使われます。
また、「この度は見積もりのご依頼をいただき」のフレーズは、先に記した通り連用形で終っており、したがってその後ろには「ありがとうございます」等の感謝の気持ちを伝える言葉が続けられます。
さらに、その後ろに具体的に見積もり提示に関するコメントが続けられます。
例えば見積もりが出来上がるまでに日数を要する場合は、「3日後に見積書をお届いたします」や、また即見積もりを提示出来る場合には、メールなら「本メールに添付していますので、ご確認ご検討の程よろしくお願い申し上げます」としたり、電話の場合には「ご都合がよろしければ、明日にでもご持参いたしますがいかがでしょうか」等と続けられます。
「この度は見積もりのご依頼をいただき」を使った例文
・『この度は見積もりのご依頼をいただき、誠にありがとうございます。1週間後に見積もりをお届け出来る予定です』
・『この度は見積もりのご依頼をいただき、ありがとうございます。見積書を添付しておりますので、ご検討の程よろしくお願い申し上げます』
「この度は見積もりのご依頼をいただき」の類語や言い換え
「この度」の類語には「今回」が、「ご依頼」の類語としては「ご要望」が挙げられます。
したがって、「この度は見積もりのご依頼をいただき」は「この度は見積もりのご要望をいただき」と言い換えることが出来ます。
また、「今回は見積もりのご依頼をいただき」の敬語表現を換えて、「この度は見積もりのご依頼をくださいまして」や「この度は見積もりのご依頼を頂戴し」等と言い換えることも可能です。
まとめ
「この度は見積もりのご依頼をいただき」の文字どおりの意味は「今回は費用等の事前概算を頼んでもらい」となります。
また、端的に表現すれば「今回は見積もりを依頼してもらい」となり、このフレーズはその敬語表現となります。