この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「この期に及んでたいへん申し訳ないのですが」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「この期に及んでたいへん申し訳ないのですが」とは?
「この期に及んでたいへん申し訳ないのですが」のフレーズにおける「この期」の読みは「このご」で、「この大事な時期、いよいよという時期」を意味する言葉です。
次の「及んで」の読みは「およんで」で、「ある状態にいたること」を意味する言葉です。
また、「たいへん」は漢字表記で「大変」と記すべきで、その意味は「程度がはなはだしいこと」で、「非常に」と同義です。
さらに「申し訳ない」は「すまない」との謝罪の気持ちを表現する言葉です。
そして、最後の「ですが」は丁寧語の「です」に、逆接の接続詞の「が」が付けられたもので、「だが」の丁寧表現です。
以上より、「この期に及んでたいへん申し訳ないのですが」のフレーズは、「いよいよという時期にいたって、非常にすまないが」といった意味の丁寧な表現となります。
「この期に及んでたいへん申し訳ないのですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「この期に及んでたいへん申し訳ないのですが」のフレーズの意味は、前項で記した通りですが、このフレーズには「今となっては遅すぎる」との気持ちが込められており、直前の段階になって何かをお願いする際に、その前置きとしてよく使われる表現です。
ビジネスシーンでは、ネガティブなことやとんでもなく戸惑う様なことが起きたことで、本来は十分前にお願いすべきことを、直前に要請せざるを得ない場合があります。
そんな時に、このフレーズを前置きとして使い、その後に実際のお願いが続けられます。
「この期に及んでたいへん申し訳ないのですが」を使った例文
・『この期に及んでたいへん申し訳ないのですが、明日のミーティングの日程変更をお願いできないでしょうか』
・『この期に及んでたいへん申し訳ないのですが、今週末の研修の講師をお願いできませんでしょうか』
「この期に及んでたいへん申し訳ないのですが」の類語や言い換え
「この期に及んで」の類語としては、「今更で」や「今になって」や「今頃になって」等が挙げられます。
したがって、このフレーズは「今さらでたいへん申し訳ないのですが」や「今になってたいへん申し訳ないのですが」や「今頃になってたいへん申し訳ないのですが」と言い換えることができます。
まとめ
「この期に及んでたいへん申し訳ないのですが」のフレーズは、「いよいよという時期にいたって、非常にすまないが」といった意味の丁寧な表現です。
直前になって何かをお願いする際の前置きとしてよく使われるフレーズです。