ここでは「ご用立てはいたしかねます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご用立てはいたしかねます」とは?
「ご用立てはいたしかねます」は、該当の支払いは行いませんと伝えるために使う表現になります。
「用立て」は、何かの支払いを行うことを表す言葉で、相手の代わりにという意味で使われることもあります。
そういったことはしないと言っており、相手から何かの支払いを(その代わりに)求められたり、その示唆があったような時に使う表現になります。
このような意味なので、時には使うのがなかなか難しい表現ではありますが、はっきりとそうはしないと伝えることができるので、そのように決めた際には思い切って使う勇気が必要です。
ただし、それによってその相手との関係が悪化してしまう懸念があるため、後のフォローが大切になります。
よって、それも考えた上で使うべきながら、はっきりと言いたいことは伝わる表現です。
「ご用立てはいたしかねます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご用立てはいたしかねます」は、意味としてはっきりと支払いませんと伝えていますが、そのように伝える表現としてはとても丁寧な形です。
「ご用立てはいたしません」、または「ご用立てはしません」としても同様の意味になりますが、それらより相手に対して気を使っているのが分かる表現となっています。
ですが、相手からの支払いを拒否することになるというシチュエーション限定になるため、どんな表現を使ってもそうとは伝えにくいものです。
その相手と言われたまま支払いをしなければいけないような関係であれば仕方がないことかも知れませんが、そうではない場合にはっきりと断るための表現となっており、それでいて極力丁寧にしているのがこの「ご用立てはいたしかねます」で、意味が意味なだけに主に文章で用いられルことが多いです。
「ご用立てはいたしかねます」を使った例文
・『申し訳ございませんが、そちらのご用立てはいたしかねます』
・『今回はご用立てはいたしかねます』
「ご用立てはいたしかねます」の類語や言い替え
・『都合がつきかねます』
ここでの「都合」は金銭的な支払いのことを意味しており、何かの支払いの要求やそのような示唆があった際に使うことで、それはしかねると伝える表現になります。
こちらも使いにくい表現ですが、支払いを拒否したい時に「ご用立てはいたしかねます」と共にうまく使ってください。
まとめ
「ご用立てはいたしかねます」は、支払いをしないと伝えるための表現です。
代わりに支払うことはしないという意味で用いられることもあり、それをできるだけ丁寧に伝えるために使われます。