ここでは「ご興味をお持ちいただけましたら」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご興味をお持ちいただけましたら」とは?
「ご興味をお持ちいただけましたら」は、それが興味をひく対象であれば、と表現しています。
ビジネスシーンで新製品を発表したような際に、「ご興味をお持ちいただけましたら、詳しい説明をさせていただきます」などと使われることが多く、それに興味があれば詳しい説明をしますと伝えています。
BtoCのシーンでも、エンドユーザーになるお客様を相手に「こちらの商品にご興味をお持ちいただけましたら、是非お手に取ってみてください」のように使われたり、商談の場面では「ご興味をお持ちいただけましたら、いつでもお見積もりのご相談に応じます」といったように使われます。
口語でも使えますが、文章で用いられることが多く、それについてもっと詳しく知りたければと解釈すると分かりやすい表現で、相手にその意志があるかどうか訊ねています。
ご興味をお持ちいただけましたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご興味をお持ちいただけましたら」は、その場合に行って欲しいことをこの後に続けて使います。
「ご興味をお持ちいただけましたら、いつでもお電話ください」といった具合で、それをしてもらうのが目的となります。
そうしてもらうことで自分側の利益になるからこそで、この表現と共に行って欲しい内容を促すための文言をうまく綴る必要があります。
例えば、「この製品は従来品と比べて約20%性能がアップしています。
ご興味をお持ちいただけましたら、いつでもご連絡ください」といったように使うと、その性能アップについて詳しく知りたいと思えば連絡をしてみようと考えるもので、特には多少大袈裟になるくらいの興味をひくような文言を使うこともあります。
ただし、実際とあまり乖離していると誇大表現になってしまうので、いくら相手の興味をひくためとはいえ、その点には注意しないといけません。
「ご興味をお持ちいただけましたら」を使った例文
・『ご興味をお持ちいただけましたら、以下のメールアドレスまでご連絡ください』
・『開催中のキャンペーンにご興味をお持ちいただけましたら、今週中にご応募ください』
「ご興味をお持ちいただけましたら」の類語や言い替え
・『ご関心をお持ちいただけましたら』
意味としては「ご興味をお持ちいただけましたら」とよく似ていますが、単一の商品やサービスといった内容ではなく、もう少し大きな対象に対して使われることが多い表現です。
よって、「当社が計画したプロジェクトにご関心をお持ちいただけましたら〜」といったようなな用いられ方になります。
まとめ
「ご興味をお持ちいただけましたら」は、興味をひくのであれば、と相手に訊ねている表現です。
その場合にはこの後に続けるようにして欲しいというお願いになり、自分側の利益のためにそれをしてもらいたいと思って使うものです。