ここでは「ご配慮いただけますと幸いです」の意味や使い方について、詳しく説明していきます。
「ご配慮いただけますと幸いです」とは?意味
「ご配慮いただけますと幸いです」は、主にビジネスシーンで使われる表現で、意味は、何かを心掛けて欲しい、そのようにして欲しいととても柔らかくお願いしています。
つまり、可能な限り角を立てないように考えた上で使っているため、その相手は立場的にこちらより上の場合が多くなります。
例えば、お店でお客様に対する注意書きに使われるといった具合で、そのお願いする内容と合わせて使われるものです。
とても柔らかく表現していますが、そのお願いした内容を行ってもらわないと困るといったニュアンスで使われるため、聞いてもらいたいお願いがあるものの、強くは出られない(言えない)といった時によく用いられています。
「ご配慮いただけますと幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご配慮いただけますと幸いです」は、とても丁寧に、且つ下からお願いごとをする際に使われます。
口語でも使えないことはありませんが、主に文章で使われるもので、ビジネスシーンでは多くの相手にまとめて伝える場合に用いることが多いです。
例を挙げると、記者会見の際にそれを開催した側が集まった人たちに対し、「フラッシュ撮影はお控えくださいますよう、ご配慮いただけますと幸いです」などと使うことになります。
この場合はもちろんフラッシュを使った撮影はしないようにと言っており、実質的にそれを禁止すると宣言している訳ですが、表現がとても丁寧なので、このように使われた側も単に「禁止」と言われるより気になることは少なく、お互いに気分を害さずに済むことがほとんどだという特徴があります。
「ご配慮いただけますと幸いです」を使った例文
・『ここには停車しませんよう、ご配慮いただけますと幸いです』
・『近隣のご迷惑になりませんよう、十分にご配慮いただけますと幸いです』
「ご配慮いただけますと幸いです」の返答や返信
「ご配慮いただけますと幸いです」と使われた側は、特に返信を行う必要はなく、その内容をしっかりと守ればいいだけです。
ですが、中にはそれが禁止なのは納得がいかないということもあると思います。
そういった場合には、何故それが禁止なのか、もう少し何とかならないのかといったような返答を行うことになりますが、「ご配慮いただけますと幸いです」に対する返信になるため、こちらも丁寧な表現で行うことが求められます。
まとめ
「ご配慮いただけますと幸いです」は、とても丁寧ながら、特定のお願いを聞いて欲しいという意味で使われます。
まず角が立つことがない表現になるので、特に相手を問わず用いることができると考えて構いません。