「ございますでしょうか」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「ございますでしょうか」とは?
「ございますでしょうか」とは、何かを丁寧に確認したいときに使用されることがある言葉ですが、実は敬語が重なる二重敬語であり厳密には間違った言い方になります。
「ある」の丁寧語「ございます」と「だろうか」の丁寧語「でしょうか」で同じ種類の敬語が二つ重なっているため、相手や場所によっては悪い印象を与えてしまうので注意が必要です。
「ございますでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ございますでしょうか」が使われるのはどのような場合でしょうか。
たとえば、あなたが会議で説明を行う際、「お手元に資料はございますでしょうか」といった言い方をしていないでしょうか。
また、質問などがないか聞くとき「何か質問などございますでしょうか」といった使い方をしていないでしょうか。
これらも間違った使い方になりますので正しい使い方に言い換えた方がよいでしょう。
「ございますでしょうか」の正しい敬語表現
「ございますでしょうか」は二重敬語ですので、どちらかひとつに絞る必要があります。
一般的には「ございますか」と言い換えるのが普通です。
また、もう少し砕けた言い方で「あるでしょうか」や「おありですか」なども使用できますので、相手との関係性により適宜使い分けましょう。
「ございますか」を使った例文
・『明日15時よりミーティングを行いたいのですが、お時間はございますか』
・『講義は以上となりますが、何か質問はございますか』
・『事前に一人一枚の説明資料をお配りしていますが、お手元にございますか』
「ございますでしょうか」の類語や敬語での言いかえ
「ございますでしょうか」と似た二重敬語には「いらっしゃいますでしょうか」や「いただけますでしょうか」などがあります。
これらも敬語をひとつに絞り、「いらっしゃいますか」「頂けますか」が正しい敬語表現となるので注意して使うようにしましょう。
まとめ
このように「ございますでしょうか」は二重敬語ですので、別の敬語表現で言い換えた方が良い言葉です。
ビジネスでもプライベートでも使いがちな言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。