人の落ち着かない気持ちに関わる表現としては、「ご不安」というものがあります。
これは謝罪をする上でも、使われがちな表現です。
ご不安の意味や使い方を確かめていきましょう。
「ご不安」とは?
ある人物が何らかの物事に関して、気がかりで落ち着かないような心模様に至っていることを表します。
「ご不安」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
商品に不具合などが生じて、顧客からクレームを受けることがあります。
また相手が今後の生活について不安を持っている状況に、直面することもあるでしょう。
そのように相手が気がかりで落ち着かない心の状態に至った状況を踏まえて、「ご不安」を用いて配慮をするのが良いです。
これにより相手に対しての謝罪を述べたり、人の不安な状況を説明したり、改善に向けて注意を促す際にも使うことができるでしょう。
「ご不安」は抱かせる、かける、持たせるなどで表現できる他、「ご不安な思い」などのように心模様を強調する使い方もできます。
謝罪に用いる時には、「ご不安な思いをおかけし」など不安が作用したことを言い表し、「申し訳ございません」などの適切な謝罪の言葉を繋げていくのが良いです。
「ご不安」を使った例文
・『この度はご不安な思いをおかけしてしまい、誠に申し訳ございません』
・『これ以上お客様にご不安な気持ちを与えないように、気を付けてください』
「ご不安」の類語や言い替え
「ご心配」は、相手がある物事について、思い煩っていることを表しています。
「ご心労」は、相手があれこれと心配をする気持ちのことです。
「お気遣い」は、相手があれこれと気を遣ってしまう状況を表します。
「ご懸念」は、相手が物事について、気にかかって不安がることです。
「ご憂慮」は、相手が物事についての心配をし、思案をすることを表します。
「お気苦労」は、相手があれこれと気を使って、精神的に疲れてしまうことです。
まとめ
ある人が気がかりで落ち着かない気持ちに至った状況で、「ご不安」と言い表すことができます。
これを用いることで相手に謝罪をしたり、周囲に注意を促すことにも使うことが可能です。
業務上での何らかの問題が起こった時などには、この表現によって解決に繋げてみてください。
