予定について人に話す時には、「ご予定ください」との表現が使われます。
丁寧なようですが、多少の問題点が出てくる場合があるようです。
ご予定くださいの用法や、気をつけるポイントをご紹介します。
「ご予定ください」とは?
今後の行動についてあらかじめ決めておいて欲しいと、相手に対して丁寧にお願いするため使われる表現です。
「ご予定ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
顧客などに決めたスケジュールについて、伝える場面があります。
その時に「ご予定ください」を用いることが可能です。
これは対面のほか、電話やメールでも使われます。
その際にはその予定がどのような状況であるか、併せて告げておくことが必要です。
また「恐れ入りますが」などクッションとなる言葉を前置きすることもできます。
気をつけたいのは、「ご予定ください」は丁寧であると言っても命令調であることです。
目上に対しては不快感を与える可能性は否定できません。
また場面によっては分かりづらかったり、違和感を与えることもあるかも知れません。
そのために別の表現に言い替えることも、考えてみてください。
「ご予定ください」を使った例文
・『恐れ入りますが、こちらのようにご予定ください』
・『できるだけ今月中にご予定くださいませ』
「ご予定ください」の類語や言い替え
「ご予定くださいますようお願い申し上げます」は、相手に対し予定を決めるよう、非常に丁寧な形でお願いする表現となります。
「ご予定のほどお願い申し上げます」は、相手に予定するようお願いする丁寧な表現です。
「ご予定いただければと存じます」は、予定してもらえたらと思うことを、敬意を込めて伝えています。
「ご予定いただきたく存じます」としても、上と同じ意味です。
「ご予定いただければ幸いです」は、予定してくれたらありがたい、嬉しいとの意味になります。
「ご予定くださいませ」は、予定して欲しいことを柔らかく言う意味ですが、本来は女性が使うべき丁寧な表現なので気をつけてください。
まとめ
相手にこれからの予定を決めることを伝えるにあたり、「ご予定ください」を使うことができます。
しかし命令調なので相手に不快感を与えたり、分かりづらい表現になるかも知れません。
他の丁寧な表現に言い換えることもおすすめです。
