「ご事情、理解いたしました」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「ご事情、理解いたしました」とは?
「ご事情、理解いたしました」とは、ビジネスで使われる会話やメールなどにおいて「お立場につきましては承知いたしました」もしくは「状況については納得させていただきました」などという意味合いで使われている表現です。
元々は違う会社や組織などと足並みを揃えて進めていく必要があるような任務やプロジェクトを執り行っていく過程では、それぞれの関係者が置かれている立場や周りの状況などを踏まえて取り組んでいかなければなりませんが、日々のように発生するコミュニケーションの場において先方の具合や様子などについて把握することができた場合などに使用されています。
「ご事情、理解いたしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご事情、理解いたしました」とは、「御社側のご意向につきましては承知いたしました」ないし「御社のお立場や現状における背景などについては認識させていただきました」などという意味合いで使われている文言です。
ビジネス上では複数の企業や団体などにおける数多くの関係者と話し合いの場を設けたり、調整ごとなどについて処置を講じていきますが、普段から係わりの深い取引相手や得意先、または自分の上司などに向けて、業務や職務などにおけるそれまでの過程や経緯などについて理解をした旨などについてお知らせすることができる表現です。
「ご事情、理解いたしました」を使った例文
・『現在御社が置かれておりますご事情、理解いたしましたので、いつでもお声がけいただければと存じます』
・『御社におけるさまざまなご事情、理解いたしましたが、ご無理のないようにご対応いただければうれしく思います』
「ご事情、理解いたしました」の類語や言い替え
・『御社における状況は承知いたしました』
・『お立場につきましては認識しております』
・『背景については把握しているつもりでございます』
まとめ
「ご事情、理解いたしました」とは、ビジネスの場において「現状における流れや方向性などにつきましては承知いたしました」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて違和感のないように使いこなしましょう。