この記事では「ご助力いただけますでしょうか」について解説をします。
「ご助力いただけますでしょうか」とは?意味
手助けをしてもらえますか、という意味です。
「ご助力」は「助力」に「ご」をつけて、その行為をする人へ尊敬の意を示す表現にしています。
「ご」は他人の行為を表す言葉について、その行為をする人へ尊敬の意を表します。
「いただけ」は「もらう」の謙譲語です。
「ます」は敬意を表します。
「でしょうか」は不確かなこと尋ねる言葉です。
「ご助力いただけますでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手からの手助けを得たいときに用います。
問いかけの形で、話し手側が求めている事柄を伝えています。
「そうしてもらえるだろうか」という意味です。
このように問いかけの形にすると、行って欲しい事柄を柔らかく伝えられます。
命令ではなく、それをするように強制しているのではありません。
このように伝えると、相手は「手助けできる」または「手助けできない」と答えることができます。
自分の都合にあわせた答えができるのです。
相手に選択権を与えるのは相手の事情を考えているといえますが、断られる可能性もあります。
そのため、それをしなければならないときは、問いかけの形は使わない方がよいでしょう。
どうしてもそれをしてもらわなければならないときは、「ください」を使って頼むのが適切です。
「ご助力いただけますでしょうか」を使った例文
・『お忙しいとは存じますが、ご助力いただけますでしょうか』
「ご助力いただけますでしょうか」の返答や返信
求められている事柄ができるのか、できないのかを答えます。
どういった手助けを求めているのか具体的に話を聞いて、できるか、できないかを判断して答えてください。
できない場合は、断られる側の気持ちへの配慮が大切です。
断られて嫌な思いをするでしょうから、その点に配慮をしましょう。
「申し訳ない」という気持ちを示せば、柔らかく伝えられます。
伝えにくいからと答えを先延ばしにしないようにしてください。
まとめ
この言葉は、聞き手に手助けを求めるときに用いるものです。
問いかけの形で、行って欲しい事柄を伝えています。
命令している印象を与えない、柔らかな伝え方です。
