誰かに助け舟を求めている時に使われるのが、「ご助言をお願い」という表現です。
これは言葉遣いのみならず、助言を求める相手を選ぶことも重要になってきます。
ご助言をお願いとのフレーズを、どのように使って行けば良いのか考えてみましょう。
「ご助言をお願い」とは?
目上の相手に対して、助力となって解決に繋がる意見を出してくれるように、頼むために使われる表現です。
「ご助言をお願い」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務で行き詰まって、自分の能力だけでは解決するのが難しい状況に直面することがあります。
そのような時に目上の人物に助力を頼むにあたり、「ご助言をお願い」のフレーズを使うのが適切です。
これを話し言葉や文書の中で表すことによって、敬意や謙虚さを示しながらお願いすることができるでしょう。
用いる場合には「問題の解決につきまして」など、何についての助言なのかを明確とするのが良いです。
またこれに続けて「できれば幸いです」などの適切な表現と併せる必要があるでしょう。
その際には、実際に助言をできる人物を選んで、これを伝えなければいけません。
助言が不可能な人物に助言を求めても、糠に釘な状態となってしまうからです。
「ご助言をお願い」を使った例文
・『問題の解決についてのご助言をお願いしたく、お伺いいたしました』
・『将来の展望につきまして、ご助言をお願いできれば幸いです』
「ご助言をお願い」の類語や言い替え
「ご教示をお願い」は、助けとなる知恵や知識を教え示して欲しいと、相手に嘆願する表現です。
「ご指導をお願い」は、問題解決に向かって、教え導いて欲しいと要請する意味になります。
「ご助力をお願い」は、相手に自分を助ける力となって欲しいことを頼む意味です。
「ご助言いただきたく」は、助力となる意見をもらいたいことを、敬意を込めて伝えています。
「ご助言を頂戴したく」は、もらうの謙譲語「頂戴」を用いて、助けとなる意見をもらえるようお願いする言い方です。
またご助言のところについては「ご協力」「アドバイス」などを選んでみても良いでしょう。
まとめ
自分の助けになる意見を出してくれるよう頼む時、「ご助言をお願い」を用いることができるでしょう。
何の助言を求めているかはっきり伝えることは勿論です。
そして他の何よりも、実際に助言をできる人物を選ぶことが重要と言えます。