「ご周知ください」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「ご周知ください」とは?
「ご周知ください」とは、ビジネスシーンにおいて「関係者の皆さんにお伝えしておいてください」あるいは「周りの人たちにも共有しておいていただけますようお願い申し上げます」などという意味合いで使われている表現です。
ビジネス上では主に取引相手や得意先などの代表者と自社の営業担当者との間で、さまざまなやり取りや調整などが行われていますが、その中でやり取りを行っている当事者同士以外のメンバーや直に案件などに係わっていないスタッフなどに対して、事前に情報を共有しておく必要があったり、大切な事項についてお知らせしておく必要がある場合などに使用されています。
「ご周知ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご周知ください」とは、「周りにいる方々にも把握しておいてもらってください」または「広く知らせておいていただければと思います」などという意味合いで用いられている文言です。
ビジネス上では、主にひとりの営業担当者が自社を代表して取引相手や得意先などと打ち合わせや商談などを開きながら業務を推し進めていくのが一般的ですが、その流れの中で決定事項や重要な情報などを得た場合には自身のみで完結させるのではなく、関係各所や同じチームのメンバーなどにも同じ内容を速やかに共有しておく必要があります。
「ご周知ください」を使った例文
・『弊社が取り扱っているサービスにおける注意事項につきましては、前もって関係者の皆さまにご周知ください』
・『弊社の子会社の名前が以下のとおり変更になることが決定いたしましたので、御社の皆さまにご周知ください』
「ご周知ください」の類語や言い替え
・『最初に周りの方々にもお知らせ頂けますようお願いいたします』
・『先んじて関係者の皆さまにもお伝えください』
・『あらかじめ他のメンバーにも把握しておいてもらってください』
まとめ
「ご周知ください」とは、ビジネスの場において「本件につきましては先行して皆さまにご共有しておいていただければと思います」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解しながら、その時の場面や状況などに合わせてうまく使いこなすようにしましょう。