「ご報告まで申し上げます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご報告まで申し上げます」とは? ビジネス用語

「ご報告まで申し上げます」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語」を分かりやすく解説していきます。

「ご報告まで申し上げます」とは?

「ご報告まで申し上げます」とは、「とりあえず現時点までの仕事の内容や進捗(進み具合)について報告しておきます」を意味している謙譲語の敬語表現です。

「申し上げます」「言う・述べるの謙譲語」になっています。

ただし、「ご報告まで」という表現が「とりあえず報告しておく・現時点で分かることだけ知らせる」のニュアンスがあるため、目上の人に対する敬語表現としては使えない言い回しになります。

「報告」という言葉は、「任務を受けた目下の人が任務を与えた目上の人に、その任務(仕事)の進捗・経緯・結果について知らせて伝えること」を意味しています。


「ご報告まで申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご報告まで申し上げます」は、「ビジネスに関する職務・任務を受けた人が、とりあえず報告すること」を意味して使う使い方になります。

「ご報告まで申し上げます」の言い方は、「とりあえず現在の時点で分かることだけをお知らせします」「現時点で仕事がどこまで進んだかどんな問題があるかについてお伝えします」といった意味合いで使われているのです。

「ご報告まで申し上げます」を使うときの注意点は、「申し上げますという謙譲語は使われているものの、正しい敬語表現ではないので上司・取引先など目上の相手には使えない」ということです。

また「報告した後の返信が必要かどうか」も合わせて伝えておくと誤解を無くすことができます。


「ご報告まで申し上げます」を使った例文

・『新規案件の当面の成約目標は達成できております、ご報告まで申し上げます』
・『プロジェクトメンバーの○○が辞めることになりました、ご報告まで申し上げます』
・『先月の○○支店の売上げは20%の増加でした、ご報告まで申し上げます』

「ご報告まで申し上げます」の類語や敬語での言い替え

・『お伝えいたします・お知らせいたします』
・『ご報告申し上げます』
・『ご報告させていただきます』
「ご報告まで申し上げます」とほぼ同じ意味を伝えることができるシンプルな類語として、「お伝えいたします」「お知らせいたします」を挙げることができます。

「ご報告まで申し上げます」は、「ご報告まで」「とりあえず・さしあたって」という雑なニュアンスがあるため、正しい敬語表現として使いたいのであれば、「ご報告申し上げます」「まで」を除いた表現をしたほうがいいでしょう。

「ご報告させていただきます」に言い替えると、より強い敬意を伝えることができる謙譲語の敬語表現になります。

まとめ

「ご報告まで申し上げます」というビジネス用語を詳しく解説しましたがいかがでしたか。

「ご報告まで申し上げます」の意味・使い方・例文・類語を知りたいときは、この記事の解説を参考にしてみてください。

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