リラックスして欲しい時の、気の利いたひと言があります。
「ご安心ください」の正しい使い方を見ていきましょう。
「ご安心ください」とは?
「ご安心ください」は相手の不安を取り除く、やさしい雰囲気の敬語です。
「ご安心」は力を抜いて、穏やかな気持ちになってもらうことを指しています。
「ください」はお願いする際の言い回しです。
「心配なく、お願いします」というニュアンスがあります。
「ご安心ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
場を和ませたい時、不安でいっぱいのクライアントを安心させたい時の言い回しが「ご安心ください」です。
「何も不安に思わないで、こちらにお任せくださいね」というニュアンスがあるので、信頼して任せて欲しい時に使われています。
セキュリティ体制を強化している時、個人情報のデータを適切に管理している時、コンプライアンスに則った経営をしている時に用いていきましょう。
一方で何も対策をしていないのに「ご安心ください」を連呼すると、相手も不安に感じます。
どうして安心だといえるのか、その根拠も用意しておきましょう。
「ご安心ください」を使った例文
・『オートロックが付いたマンションですので、どうぞご安心ください』
・『当ビルでは警備員が定期的に巡回しています。ご安心ください』
「ご安心ください」の類語や言い替え
「ご安心ください」と似ている表現に「ご安心を」があります。
メモやビジネスメールの末尾に用いる言い方で「後のことは、こちらに任せてください。
どうぞご安心を」と引用されています。
言い切りのカジュアルな形式なので、親しくしている方以外には使いにくい表現なので気を付けておきましょう。
言い替えの表現に「ご安心いただきますよう、お願いいたします」や「最善を尽くしておりますので、どうぞご安心いただければと存じます」があります。
まとめ
「ご安心ください」を解説しました。
正しい表現を知って、敬語の上級者を目指していきましょう。