ここでは「ご引見ください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご引見ください」とは?
「ご引見ください」の「ご引見」は、立場や身分の高い人物が自分よりそれが低い相手に会うという意味になります。
よって、この「ご引見ください」は、そういった人物に対して「どうぞご引見くださいますようお願いいたします」といったように用いる表現で、立場などが低い方からそのようなお願いをするために、または「○○様がご引見くださいました」などと、そういった相手に会ってもらえたといった使い方になります。
本来は公的な自分が高い相手を指して用いる表現ですが、ビジネスシーンで他社の部長などを対象にも使われています。
「ご引見ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご引見ください」は、先のように、立場や身分が高い相手に会ってもらいたい、またはそうしてもらえたといった使い方になる表現です。
ビジネスでは「一度ご引見くださいますようお願い申し上げます」のように他社の自分より役職が上の相手に対して使う例がよく見られます。
とても丁寧に一度会ってもらえませんかと言っており、その相手を立てている表現になるので、用いた相手に失礼になることはありません。
営業職が相手の会社の決定権のある相手に対してこのように用いて、是非とも会って欲しいといった使い方がよく見られます。
「ご引見ください」を使った例文
・『○○様のご都合で構いませんので、是非一度ご引見くださいますようお願い申し上げます』
・『先日はご多忙な中、ご引見くださいましてありがとうございました』
「ご引見ください」の類語や言い替え
・『ご引見されました』
立場や身分が高い人物がそれが低い相手に会ったという時には、こういった用い方をすることができます。
「○○様が直接引見されました」のような使い方になり、その人物がそうしたと用いる表現です。
ビジネスシーンでも使うことがありますが、この用い方は公的な身分の高い人物がそうしたと使うことが多いです。
まとめ
「ご引見ください」は、自分より立場や身分が高い人物に対して会ってもらいたい、またはそうしてもらえたことに対して使われます。
本来は公的な身分に使う表現になりますが、ビジネスシーンでも他社の役職者を対象として、それだけ丁寧に使うべき相手に用いられています。
