「ご心痛のところ」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご心痛のところ」とは? ビジネス用語

ここでは「ご心痛のところ」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ご心痛のところ」とは?

「ご心痛のところ」は、その相手に不幸があった後なのに、という意味になります。

使い方として、「ご心痛のところ申し訳ありませんが〜」などとなり、そのような時に申し訳ないが、と用いている例になります。

例として、このように使う相手が病院で逝去し、その後に遺族に対してその病院から医療費の請求書を発送する際に、「ご心痛のところ申し訳ありませんが、○月分の医療費のご請求になります」といったように使われるという具合です。

この手の用い方になるため、それほど使われる表現でもありません。


「ご心痛のところ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ご心痛のところ」は、先のように、不幸があった相手に対してそれを気遣っていながら、このような用事がある、こうして欲しいという使い方になる表現です。

文章向けなので口語で用いられることはなく、ビジネスシーンでもそういった相手に対し、「ご心痛のところ大変申し訳ありませんが、○日のご予定についてお聞きしたいと思います」などと、これからの予定を聞くなどといった用い方をされることがあります。

そういったタイミングで何か聞かなければいけない場合には、この表現をうまく使ってください。


「ご心痛のところ」を使った例文

・『ご心痛のところ大変申し訳ありませんが、○日のご予定はそのままで構いませんか』
・『ご心痛のところ申し訳ありませんが、○○の納期が近付いておりますので、そちらのご対応をよろしくお願いします』

「ご心痛のところ」の類語や言い替え

・『心中お察しいたします』
この「ご心痛のところ」と一緒に用いられることが多い表現で、「この度のこと、心中お察しいたします。

ご心痛のところ申し訳ありませんが〜」
といったような使い方になり、そちらの気持ちはよく分かりますという意味で用いられます。

この表現だけであれば、不幸以外の事情に対して使っても構いません。

まとめ

「ご心痛のところ」は、相手に不幸があった後のタイミングで何かを伝える時に使われます。

そのような時で申し訳ないが、と続ける用い方のための表現で、ビジネスシーンでもそういったタイミングで仕事の話は申し訳ないものの、といった解釈で使われることがあります。

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