どのような場で使えばいいのか、迷ってしまうビジネス敬語もあるものです。
「ご恵贈にあずかりまして」の正しい使い方と例文をチェックしていきましょう。
「ご恵贈にあずかりまして」とは?
この場合の「ご恵贈」は「ごけいぞう」と読みます。
プレゼントをいただいた時に、贈ってくれた相手を敬う言い方です。
また「あずかりまして」は「ご恵贈」とセットで使う表現です。
そのため「ご恵贈にあずかりまして」で「とても素晴らしい物をいただき」と訳せます。
贈り物を受け取った時の、お礼のひと言といえるでしょう。
「ご恵贈にあずかりまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
素晴らしい記念品や贈り物をいただいた時の、お返し文で使えるのが「ご恵贈にあずかりまして」というひと言になります。
ノベルティグッズや周年記念の贈り物を受け取った時に、感謝の気持ちをこめて使っていきましょう。
一方で業務に使うサンプル品や資料を受け取った時に「ご恵贈にあずかりまして」を用いるのは、おかしく感じられます。
「ご恵贈」はとくに本の寄贈や、お金のやり取りに使われる言い方なので、その他のシーンで使わないよう心得ておきましょう。
「ご恵贈にあずかりまして」を使った例文
・『ご恵贈にあずかりまして、誠にありがとうございます』
・『ご恵贈にあずかりまして、心よりお礼申し上げます』
「ご恵贈にあずかりまして」の類語や言い替え
似ている言い方に「ご寄贈いただき」もあります。
寄贈は役立つものをいただくという意味があり、例えば病院や学校などの施設に、すぐに活用できるものを納品した時に使われています。
言い替えに「ご恵贈くださいまして」があります。
「あずかりまして」よりも「くださいまして」の方が品よく聞こえることもあるので、こちらの言い方も覚えておきましょう。
まとめ
「ご恵贈にあずかりまして」を解説しました。
適切な敬語を知っていると、臨機応変に仕事に活かせるようになります。
明るい敬語を学んで、日々の業務に活かしていきましょう。