この記事では「ご指導いただいていたにもかかわらず」について解説をします。
「ご指導いただいていたにもかかわらず」とは?意味
教え導いてもらったのに、という意味です。
「ご指導」は、目的が達成されるように教え導くことという意味の「指導」を、敬意を表す形にしたものです。
「ご」をつけて、その行為をする人に敬意を表しています。
「いただい」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
「ていた」の「た」は、動作や作用が過去に行われた意を表します。
すでに教え導いてもらっているということです。
「かかわらず」は、〜なのにそれでもという意味です。
「ご指導いただいていたにもかかわらず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手が誰かから教え導いてもらったのに、期待するような結果にならなかったときに用います。
目的を達成できるように教え導いてもらったならば、目的が達成されることが期待されます。
教えてもらえれば技術や知識が身につきます。
技術や知識があれば、目的の達成に近づきます。
技術や知識が身についていれば、何かをする能力が高いと判断されて、目的が達成されると期待されるのです。
「かかわらず」は「〜なのにそれでも」という意味なので、目的が達成されなった、期待するような結果にならなかったという場面で、この言葉を用います。
教えてくれた人の期待に応えられないと、「申し訳ない」という気持ちになるでしょう。
そのため、この言葉とともに謝罪の言葉も伝えられることがあります。
指導してくれたことにはお礼を伝えましょう。
結果がどうであれ、指導してくれたことへは感謝の気持ちを示します。
「ご指導いただいていたにもかかわらず」を使った例文
・『ご指導いただいていたにもかかわらず、申し訳ありませんでした』
「ご指導いただいていたにもかかわらず」の返答や返信例
この言葉を伝えている人は目的を達成できなかったはずです。
相手は残念な気持ちでしょうから、その点を考えます。
励ましの言葉が欲しい人もいれば、そっとしておいて欲しい人もいます。
相手がどのような性格なのか、どういった状況なのかを判断して、返す言葉を考えてください。
「せっかく指導をしたのに、なぜできないのだ」という気持ちを持つこともあるでしょう。
しかし、相手を責めてはいけません。
自分の指導の仕方が悪かった可能性も考えましょう。
まとめ
この言葉は、教え導いてもらったのに、結果を出せなかった時に用います。
教えてくれた人に対して「申し訳ない」という気持ちをこの言葉とともに伝えます。
結果を出せないこともあります。
次に頑張ればよいのです。