この記事では、「ご指摘ありがとうございます」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「ご指摘ありがとうございます」とは?
「ご指摘ありがとうございます」は、相手から問題点を教えてもらったことへのお礼を述べる丁寧な表現です。
「ご指摘+ありがとうございます」で成り立っている語で、「ご指摘」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「指摘」は「大切な点や注意すべきこと、欠点や過失などを具体的に取り上げて指し示すこと」、「ありがとうございます」は「ありがたい」の丁寧語で「滅多にないことと思い感謝する」という意味、全体で「重要な点、注意すべきこと、欠点、誤りなどを教えてくれて、滅多にないことと思い感謝する」の敬語表現になります。
「ご指摘ありがとうございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご指摘ありがとうございます」は、自社の商品・サービスについての問題点や苦情を言われた時や、自分では気づかない点や間違いを教えてもらった時などに使われます。
接客サービスの場合、たとえお客様が間違っていたり、単なる文句であっても形式的にこの様に言います。
「ご指摘ありがとうございます」の正しい敬語表現
「ご指摘ありがとうございます」の正しい敬語表現は以下の通りです。
・『ご教示賜り誠に感謝申し上げます』
「ご指摘ありがとうございます」は正しい敬語表現ですが、目上の人や社外の人向けにより丁寧な表現を紹介します。
「ご教示」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「教示」は「情報や知識を伝達すること」、「賜り」は動詞「賜る」の連用形で、「目上の人からもらうこと」の謙譲語、「誠に」は「間違いなくそうであること」、「感謝」は「ありがたいと思う気持ちを表すこと」、「申し上げます」は「申し上げる」の丁寧語で「行為の対象を敬う意」、全体で「情報や知識を伝えてもらいありがたいと思う気持ちを表す」の敬語表現になります。
「ご指摘ありがとうございます」を使った例文
「ご指摘ありがとうございます」を使った例文は以下の通りです。
・『プレゼンの進め方について、ご指摘ありがとうございます』
・『現行システムの課題点について、ご指摘ありがとうございます』
・『弊社サービスにおける改善点について、ご指摘ありがとうございます』
「ご指摘ありがとうございます」の類語や言い替え
「ご指摘ありがとうございます」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『ご指摘いただき誠にありがとうございます』
・『ご指摘いただき心より感謝申し上げます』
・『ご指摘いただき厚く御礼申し上げます』
まとめ
今回は「ご指摘ありがとうございます」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
