「ご提出いたします」とは?
何かを提出する場合に使用する言葉で、「提出」は相手に書類や資料などを差し出すことをいいます。
「提出する」をへりくだった謙譲表現にしたのが「ご提出いたします」で、「いたします」は「する」の謙譲語である「いたす」に丁寧語の「ます」を組み合わせた言葉です。
相手に対する敬意が込められています。
「ご提出いたします」は書類などの文書を渡す時に使われることが多く、ビジネスシーンではよく使われる表現です。
「ご提出いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
対面で「ご提出いたします」を使う場合には、提出するものを手渡す時に使います。
ビジネスメールの場合には、紙媒体で手渡すわけではなくデータなどで提出することが多いです。
そのため「メールに添付してご提出いたします」と書くこともあります。
また、「〇月〇日までにご提出いたします」などのように、いつまでに提出するかを伝える場合にも使われる表現です。
「ご提出いたします」を使った例文
・『来月のイベントに関する企画書をご提出いたします』
・『請求書をご提出いたしますので、お納めください』
「ご提出いたします」の類語や言い替え
「ご提出いたします」には「お渡しいたします」や「お送りいたします」「ご報告いたします」などの言い替え語がありますが、使用するシチュエーションには微妙な違いがあります。
「お渡しいたします」は相手に何かを差し出すことを表しているので、「ご提出いたします」と意味に大きな違いはありません。
直接手渡す場合に使用することが多いです。
「お送りいたします」は、メールや郵送などで提出する場合に使用する言葉になります。
書類などを手渡しする場合には、「お送りいたします」とはいいません。
また、「ご報告いたします」には書類を提出することもありますし、言葉で情報を伝えることもあります。
「ご報告いたします」の方が、情報を相手に伝えるという意味が強いです。
まとめ
「ご提出いたします」は、書類などを相手に差し出す場合に使用する言葉です。
へりくだった謙譲表現で、相手に敬意が込められています。
書類を手渡す場合には「お渡しいたします」、メールなどで送る場合には「お送りいたします」などに言い替えることができます。