提案にまつわる言い方に、戸惑うことがあります。
「ご提案申し上げます」の使い方を見ていきましょう。
「ご提案申し上げます」とは?
この場合の「ご提案」は、目上の方に新しい案を差し出すことをいいます。
「申し上げます」は「お話しします」という意味がある謙譲語です。
提案するのはこちら側ですが、受け取る相手を高める言い回しになっています。
「ご提案申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
目上の方に改善策や、新規のプロジェクト案を提示する時の言い方です。
「このような案を考えましたが、いかがでしょうか」と物申す時に使われています。
新規取引先の方へ新商品の売り込みを、はかりたい時に用いてみましょう。
一方で「申し上げます」は改まった言い方なので、社内の軽いミーティングでは、大げさに見えることがあります。
社内会議で同じチームの方に意見を言う時は「〇〇について、私の考えをお伝えします」など分かりやすい言い方を取り入れていきましょう。
色々な表現を学んで、その時の温度にあう言い方を採用してみてください。
「ご提案申し上げます」を使った例文
・『弊社より新アプリの、ご提案申し上げます』
・『来年度のCM案について、ご提案申し上げます』
「ご提案申し上げます」の類語や言い替え
似ている言い方に「具申いたします」があります。
具申は「ぐしん」と読み、あることに対する個人的な意見を述べることをいいます。
上役の方に陳情する、あるいは事情説明をおこなう時に用いられています。
「意見」と組み合わせ「意見具申いたします」と用いることが多いです。
一方で「ご提案申し上げます」に比べると、個人の主張に用いられることが多いので気を付けておきましょう。
このほか言い替えの表現に「ご提案いたします」や「〇〇について、ご提案書を発表いたします」が挙げられます。
「新商品のデザイン案について、ご提案いたします」や「創立100周年のパーティーについて、ご提案書を発表いたします」と用いていきます。
まとめ
「ご提案申し上げます」をお伝えしました。
色々な言い回しを知って、敬語の達人を目指していきましょう。