ここでは「ご放念ください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご放念ください」とは?
「ご放念ください」は、何かを忘れてくださいという使い方になります。
それを丁寧にした表現で、文章で使われており、例えば、間違った内容を伝えてしまった相手に対し、「先ほどの件についてはどうぞご放念ください」のように用います。
ほとんどの場合でそのまま「忘れてください」と置き換えることができ、ビジネスシーンでの他社や、BtoCでお客様になる相手を対象に使うことが多い表現です。
その後者では、振込みをお願いしている人に期限までにそれが無かったので催促をする時に、行き違いにならないように「既にお振込みをいただいている場合には、大変失礼いたしました。
こちらのご連絡はご放念ください」といったように使われるという具合です。
「ご放念ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご放念ください」は、先のように、忘れてください、丁寧にすれば、気に留めておく必要はありませんといった解釈になります。
そのような意味で使われていますが、あまり一般的な表現ではないため、実際にはそれほど見掛けることはありません。
この「放念」という言葉は、自分に対して使うこともでき、その時には「申し訳ありませんが、放念しておりました」のように、何かを忘れていたという解釈で用いますが、このような使い方もあまり目にすることはなく、その理由としては、少し古い表現になるからだと考えてください。
よって、無理に使う必要はなく、もし見掛けた際のために意味だけをきちんと覚えておけばいいでしょう。
「ご放念ください」を使った例文
・『内容に誤りがありましたので、修正しましたものを再送いたします。以前にお送りしました資料はご放念ください』
・『無理を言ってしまいまして申し訳ありません。先ほどの件はご放念ください』
「ご放念ください」の類語や言い替え
・『ご放心ください』
こちらもあまり一般的ではない表現のため、あまり見掛けることはありませんが、同様の意味で使うことができます。
忘れて欲しいという意味が少し強くなるため、そのように表現したい時にはこちらを用いるといいでしょう。
ですが、「ご放念ください」と同様に少し古い表現になるので、わざわざこのように使うこともありません。
まとめ
「ご放念ください」は、何かを忘れて欲しい、気に留めないで構わないといった意味になります。
ビジネスシーンやBtoCで使われることが多いですが、あまり一般的な表現ではないので、無理をしてこのように用いる必要はなく、意味を覚えておく程度でいいでしょう。