この記事では、「ご検討いただくことは可能でしょうか」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「ご検討いただくことは可能でしょうか」とは?
「ご検討いただくことは可能でしょうか」は、こちらが提示した事柄について、是非をよく考えてもらえないかとお願いする丁寧な表現です。
「ご検討+いただく+ことは+可能でしょうか」で成り立っている語で、「ご検討」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「検討」は「ものごとをよく調べて考えること」という意味、「いただく」は動詞「もらう」の謙譲語、「ことは」の「こと」が「対象となるもの」という意味、「は」は接続助詞、「可能」は「できる見込みがあること」という意味、「でしょうか」は丁寧語「です」の未然形「でしょ」に、推量の意味の「う」、疑問の終助詞「か」が付いた語、全体で、「よく調べて考えてもらうことはできるだろうか」の敬語表現になります。
「ご検討いただくことは可能でしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご検討いただくことは可能でしょうか」は、相手に商品・サービスを紹介した時や、ある計画を提案した時や、お願いごとをする時などに使われます。
相手の返事次第では却下されることもあることを覚悟しておきましょう。
「ご多用中恐れ入りますが」などのクッション言葉を伴って使うとより丁寧になります。
「ご検討いただくことは可能でしょうか」を使った例文
「ご検討いただくことは可能でしょうか」を使った例文は以下の通りです。
『お忙しい中恐縮ですが、今月中にご検討いただくことは可能でしょうか』
こちらが持ちかけた商談について、期限を設けて返事を待つ時に使われます。
『開発予算の増額について、ご検討いただくことは可能でしょうか』
社内で、企画開発部がよりよいパフォーマンスをする為に、予算を増やして欲しいと上司にお願いする時に使われます。
「ご検討いただくことは可能でしょうか」の類語や言い替え
「ご検討いただくことは可能でしょうか」の類語や言い替えは以下の通りです。
『ご検討いただけますと幸いです』
「幸いです」は、お願い事する時に「〜してもらえるとありがたい」という意味で使われます。
『ご検討いただければと存じます』
「いただければ」は、謙譲語「いただく」の可能形に、仮定の助動詞「れ」、接続助詞「ば」が付いた語で「もらえれば」という意味、「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の連用形に、丁寧語「ます」が付いた語です。
『ご検討いただけませんか』
「いただけませんか」は「もらえないか」という意味、否定形で質問することで、よりへりくだってお願いする意味になります。
まとめ
今回は「ご検討いただくことは可能でしょうか」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
