ここでは「ご準備いただき」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご準備いただき」とは?
「ご準備いただき」は、何かの準備をしてもらった、もしくはそうしてもらいたいという使い方になります。
「そちら様の方でご準備いただき、ありがとうございます」のように使った場合が前者の意味になり、こちらから伝えていた通りに、または自発的に準備しておいてくれたことに対してのお礼として用いています。
もう1つの方は、「ご準備いただきますようお願いいたします」といったような使い方をした時になり、それを準備しておいて欲しいと伝えるために用いています。
「ご準備いただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご準備いただき」は、先のような2つの使い方ができる表現です。
そうしてもらいたいと用いる場合には、「○○をご準備いただきました上でご来場ください」などと使うこともでき、例えば、入場券がないと入れないのでそれを、と使うことができます。
「ご準備いただきましても入場をお断りすることがあります」といったように用いることもあり、この時には、例えその準備があったとしても、状況によってはそうなることもある、といった内容を伝えたい場合になります。
「ご準備いただき」を使った例文
・『早めにご準備いただきまして、ありがとうございます』
・『○○を3ケースほどご準備いただきたいのですが、それは可能でしょうか』
「ご準備いただき」の類語や言い替え
・『ご用意いただき』
ほとんど同じ意味になり、こちらも「○○をご用意いただきまして〜」や「ご用意いただきたいのですが〜」のように、何かの準備をしてもらった、準備して欲しいという両方の意味で使われています。
そのどちらで使った場合も、「ご準備」とするよりニュアンスとして少し柔らかくなるため、必要以上に堅くしたくない時にはこちらに言い替えるといいでしょう。
まとめ
「ご準備いただき」は、何かの準備をしてもらった場合に、またはそうして欲しいという使い方をするために用います。
後者においては、「ご準備いただきましても〜」と、そうしてもらっても、といった解釈にして使うこともでき、類語で挙げた「ご用意〜」とすると少し柔らかい形になります。