ここでは「ご無事でいらっしゃいますでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご無事でいらっしゃいますでしょうか」とは?
「ご無事でいらっしゃいますでしょうか」は、その相手の安否を確認するために用いる表現です。
例えば、地震や台風などの自然災害が相手の近隣で起こった際に、「すごい台風でしたが、ご無事でいらっしゃいますでしょうか」のように、それによって何か被害はなかったか心配をしているという使い方になります。
ですが、この「いらっしゃいますでしょうか」という表現は、二重敬語になってしまうので日本語として間違いだとされているため、正しい形の「ご無事でいらっしゃいますか」として使ってください。
口語、文章のどちらでも使えますが、丁寧な表現なので文章でそういう心配をしていると用いられていることが多いです。
「ご無事でいらっしゃいますでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご無事でいらっしゃいますでしょうか」の「いらっしゃいますでしょうか」は、それだけだと「いますか」と言い替えることができる表現です。
それを無理に丁寧にした形で、そのために少しおかしくしてしまっています。
意味としてはそれと同じく、無事でいますかと聞くために使われていますが、やはり「ご無事でいらっしゃいますか」と正しく使うことが求められ、いらっしゃいますでしょうか」は用い方を問わず、そのようには使わない方が無難です。
表現としての話に戻りますが、この後には「連絡がつきませんでしたので、とても心配しております」などと、この連絡以外に行ったことがあればそれについてを続けて文章を作るのが一般的です。
「ご無事でいらっしゃいますでしょうか」を使った例文
・『台風が直撃したとニュースで聞き及びましたが、ご無事でいらっしゃいますでしょうか』
・『大きな地震があったようですが、ご無事でいらっしゃいますでしょうか。とても心配しております』
「ご無事でいらっしゃいますでしょうか」の類語や言い替え
・『何事もありませんでしたか』
こちらも無事だったかと聞くための表現になります。
少しだけ丁寧さが落ちる言い方になりますが、何事もないということはそれだったという意味になるため、そのまま言い替えに用いることができます。
上の例文もどちらもこれに置き換えることができるので、少しだけ崩して用いたい場合にはこの表現にするといいでしょう。
まとめ
「ご無事でいらっしゃいますでしょうか」は、丁寧に何事もなかったかと訊ねるための表現になります。
語尾は「いらっしゃいますか」とするのが正しく、主にその相手が天災に見舞われたような際に使うことになる表現だと考えてください。