「ご無理を言いまして申し訳ありませんが」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「ご無理を言いまして申し訳ありませんが」とは?
「ご無理を言いまして申し訳ありませんが」とは、「ご無理を聞いていただきまして恐れ入りますが」あるいは「困難だと思われる頼みごとをお願いさせていただきまして失礼いたしますが」などという意味合いで使われている文言です。
元々は別々の企業や組織などと共に同じ事業や任務などを執り行っていく上で、関係者や担当者に向けて難しいと思われる依頼や時間が足りない中で処置を頼まなければならない場合などに用いられている文言で、同時に無理を言わざるを得ない理由や背景などについても伝えておけば、相手に一層分かりやすい内容になります。
「ご無理を言いまして申し訳ありませんが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご無理を言いまして申し訳ありませんが」とは、「無理難題をお願いさせていただくこととなりまして申し訳ないと存じますが」ないし「緊急作業依頼を受理していただけますようお願い申し上げます」などという意味合いで使われている表現です。
ビジネス上では稀に取引相手や得意先などからの急な用件依頼や緊急性の高い頼みごとなどを受けるような場面が出てきますが、それらの流れで先方に無理を聞いてもらう必要が出てきたり、どうにか協力してほしい旨などについて言及することができる言い回しです。
「ご無理を言いまして申し訳ありませんが」を使った例文
・『ご無理を言いまして申し訳ありませんが、昨年御社よりご納入いただきました売れ残り商材につきまして、返品をお受けいただくことはできますでしょうか』
・『ご無理を言いまして申し訳ありませんが、来月に予定されております打ち合わせにつきましては、事情により出席することができない次第でございます』
「ご無理を言いまして申し訳ありませんが」の類語や言い替え
・『弊社側の都合のみを申し上げますが』
・『御社のご都合を踏まえずに恐縮ではございますが』
・『勝手なお願いで申し訳ないと存じますが』
まとめ
「ご無理を言いまして申し訳ありませんが」とは、ビジネスの場において「不躾な依頼となりましてすみませんが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適切に使いこなしましょう。
