「ご猶予」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご猶予」とは? ビジネス用語

ここでは「ご猶予」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ご猶予」とは?

「ご猶予」は、期日(時間)を延ばして欲しいという意味で用いられます。

「お返事までに少しご猶予をいただけますと幸いです」といったような使い方になり、それまでに少し時間をくださいと言っています。

この「ご猶予」という使い方をする場合、このようなそれを欲しいという用い方をする表現になるので、先のように、それをいただけないか、または「ご猶予を賜りたく〜」などと使われるのが通例です。

つまり、それをもらいたいという用い方に特化した表現になると覚えておいてください。


「ご猶予」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ご猶予」は、頭の「ご」を外して「猶予」とすると、それがないという使い方ができるようになります。

こちらでは、何かの期日までの間、それまでの時間が対象になり、「○○をしなければいけない時間まで、もう一刻の猶予もない」と用いれば、それをする時間が直前に迫っていると使っています。

この「猶予」でも「ご猶予」と同じく、このように使う側にそれをいただけないかといった用い方ができるので、丁寧さは少し落ちてしまいますが、そのような使い方をしても問題ありません。


「ご猶予」を使った例文

・『完成までにあと3日ほどご猶予をいただけないでしょうか』
・『大変申し訳ございませんが、1ヶ月ほどご猶予を賜りますと幸いに存じます』

「ご猶予」の類語や言い替え

・『余裕』
「ご」を外して「猶予」として、そういったものがないと「もう猶予がない」のような用い方をする時には、この「余裕」と置き換えられることがあります。

「もう全く余裕がない」とすると、上の「猶予がない」と言っているのと意味としては同じになるので、そういう使い方もよく見られます。

ですが、「ご猶予」の方で使う場合の言い替えにはならないので注意してください。

まとめ

「ご猶予」は、何かの締め切りになる期日や時間を延ばしてもらいたいと使うための表現です。

このままではそのような用い方しかできませんが、「猶予」とすると、それがないとも使える形になり、そちらの場合には類語として挙げた「余裕」と言い替えられることも多いです。

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