「ご理解とご了承をお願い申し上げます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご理解とご了承をお願い申し上げます」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「ご理解とご了承をお願い申し上げます」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。

「ご理解とご了承をお願い申し上げます」とは?

「ご理解とご了承をお願い申し上げます」のフレーズにおける「ご理解」は、「意味や内容をのみ込むこと」といった意味の「理解」に、敬意を示す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。

また、次の「ご了承」「理由や状況などを理解して納得すること、承知すること」を意味する「了承」に接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。

そして後半の「お願い申し上げます」は、「願う」に接頭辞の「お」が付けられ、その後ろに「言う、述べる」謙譲語の「申し上げる」に、丁寧語の「ます」が付けられた表現です。

したがって「ご理解とご了承をお願い申し上げます」のフレーズは、「意味や内容をのみ込み承知するようお願いする」との意味の丁寧な敬語表現となります。


「ご理解とご了承をお願い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご理解とご了承をお願い申し上げます」のフレーズは、先に記した通りの意味で、似た意味の言葉の「ご理解」「ご了承」を重ねて使った表現で、「理解、了承」を強くお願いする表現と言えます。

したがって、このフレーズは「ご理解をお願い申し上げます」「ご了承をお願い申し上げます」としても、意味はほぼ同じになります。

このフレーズは、予定していたことを突然変更せざるを得なくなった場合に、その理由を理解して承知してほしいとお願いするフレーズです。

例えば、雨天でイベント内容を急遽変更する場合に、「雨天のため、イベント内容を一部を変更しますこと、ご理解とご了承をお願い申し上げます」等と使われます。


「ご理解とご了承をお願い申し上げます」を使った例文

・『只今、台風接近のため列車の運転を見合わせています。ご理解とご了承をお願い申し上げます』
・『この度の件につきまして、何卒ご理解とご了承をお願い申し上げます』

「ご理解とご了承をお願い申し上げます」の類語や言い換え

「ご理解」「ご了承」の類語としては「ご承知」「了解」が挙げられます。

したがって、このフレーズは「ご承知をお願い申し上げます」「ご了解をお願い申し上げます」と言い換えることができます。

また、後半の「お願い申し上げます」を換えて「ご理解とご了承をお願いいたします」と言い換えることもできます。

まとめ

「ご理解とご了承をお願い申し上げます」のフレーズは、「意味や内容をのみ込み承知するようお願いする」との意味の丁寧な敬語表現です。

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