ビジネスの場において「ご縁が続きますように」という言い回しは度々使われます。
今回はこの言い回しの意味と使い方について解説していきます。
「ご縁が続きますように」の意味と使い方
『ご縁』には人と人とのつながり、関係という意味があります。
簡単にいうと、人との出会いを指す言葉です。
ビジネスの場で例えるならば、取引の際に出会った担当の方、お客様、配属された部署の上司の方との出会いがこの『ご縁』にあたります。
つまりこの「ご縁が続きますように」という言い回しは、この関わりが続きますようにという願いが込められているというわけです。
使い方としては、メールや手紙などの締めの文章に使われます。
例えば取引の際にお互い担当者が決まったとします。
その際、担当は自分です、よろしくお願いします、という旨のメールを送ります。
その最後を、この言い回しで締めくくるのです。
そうすることで、自分はあなたと長くこの取引を続けていきたいと思っています、という気持ちを伝えられます。
これならば、メールを受け取った側も、今回限りではなく長く取引を続けたいと思ってくれているのだと、受け取ってくれます。
そうなればお互い気持ちよく仕事ができますし、もしかすると新しい仕事に繋がることもあるかもしれません。
「ご縁が続きますように」の使い方と注意点
この言い回しはメールの締めの文章に使われると先程説明しました。
なので使い方としては『今後ともよろしくお願いいたします』の後に「ご縁が続くことを願っております」のように使うのが良いでしょう。
注意する点として、この言い回しは今回限りで関係が終了する相手に対しての使用は適しているとは言えません。
例えばこのメールを最後に取引を終了する相手に対し、「ご縁が続きますように」と使うのは不適切です。
関係が終了するのに関わりが続きますように、と言われても相手は困惑してしまいます。
嫌味や適当なメールを送っていると思われ、不快な思いをしないとも限りません。
そうなれば今後またあるかもしれない取引の機会を失ってしまうこともあります。
今後も取引を続けたい、また一緒に仕事がしたい、そういう相手に対しては言い回しを変える必要があります。
それが『また何かの折にはよろしくお願いいたします』です。
これであれば、別の機会にまたお仕事できたら嬉しく思います、という旨を伝えられます。
あなたのおかげで円滑に仕事が進みました、のような文章を添えることで相手も気持ちよく取引を終えられます。
合わせて覚えておくようにしましょう。
まとめ
ビジネスの場では人との関わりが不可欠です。
これらの言い回しを覚えておいて、いざという時に使えるようにしておきましょう。