「ご回答くださいますようお願いいたします」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご回答くださいますようお願いいたします」とは? ビジネス用語

ビジネスにおいては、相手に何か依頼することはよくあります。

そんな依頼表現の1つに、「ご回答くださいますようお願いいたします」という事例もあり、この表現について詳しく解説していきます。

「ご回答くださいますようお願いいたします」とは?

まず、よくわかっていない人が案外多い、「回答」の意味から考えてみましょう。

「回答」とは、「質問や要求に対する返答や応答」のことであり、「試験などの具体的な答え」を意味する「解答」とは別の意味になります。

また、「くださいますよう」とは、相手に何かすることを依頼する際に用いる敬語表現です。

更に、「お願いします」と丁寧表現をつくる補助動詞「いたす」のセットである「お願いいたします」が付くので、かなり強い敬語表現となり、相手に強くお願いしているという意味になるわけです。

つまり、「ご回答くださいますようお願いいたします」全体としては、「(なんらかの質問や要求に対し)是非とも返答していただきたいと思います」という意味になります。


「ご回答くださいますようお願いいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この表現が出てくるケースは、既に説明したように、事前もしくは同時に「相手に何か質問をしたり、要求をした」場合になります。

かなり強い敬語表現ですから、相手が目上の立場や取引先であっても使用可能です。

そして、このフレーズは、返答の期限などについても併せて発信するパターンが多くなることに留意しましょう。

「この調査票にご記入いただいた後、9月2日必着にてご回答くださいますようお願いいたします」というような形が考えられます。


「ご回答くださいますようお願いいたします」を使った例文

このフレーズを使った例文には以下のようなものが考えられます。

・『ご希望商品の発注書につきましては、今月末までにご回答くださいますようお願いいたします』
・『契約条件の変更の可否につきまして、来週月曜日までにご回答くださいますようお願いいたします』

「ご回答くださいますようお願いいたします」の類語を使った言いかえ

「回答」については、「返答」「へんとう」「応答」「おうとう」の意味だと既に述べました。

ただ、言いかえとして「応答」を使うことは、敬語表現としては不適切なので、「返答」「ご」を付けた敬語表現の「ご返答」を使う方が妥当です。

また、手紙やメール限定であるならば、「返信」を用い、「ご返信」としても良いでしょう。

敬語表現として、「くださいますよう」「いただきますよう」「お願いいたします」「お願い申し上げます」という形で言いかえることも出来ます。

これらを踏まえると、「ご返答いただきますようお願い申し上げます」などの言いかえが可能です。

まとめ

「ご回答くださいますようお願いいたします」は、相手にしている質問や要求への返答をお願いする、強めの敬語表現です。

回答の期限についても併せて伝えることが一般的です。

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