前向きな表現を知っていると、感じのいい人と受け止めてもらえます。
「ご縁をいただく」の適切な使い方を見ていきましょう。
「ご縁をいただく」とは?
この場合の「ご縁」とは、相手の会社と繋がりが持てたことをいいます。
例えば就活中の企業から内定をもらう、または相手先の企業と契約が成立するなど、長い付き合いになりそうなことを意味します。
「いただく」は「もらう」の謙譲語にあたり、受け取り手のこちらを下げています。
「明るいお話をいただいて」このような訳がある文といえるでしょう。
「ご縁をいただく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
内定や交渉成立、温かい気遣いをいただいた時のお礼の言葉が「ご縁をいただく」にあたります。
「ご縁」は深い繋がりを示しているので、長いスパンでお付き合いする可能性のある方に使えます。
取引先に別の会社を紹介してもらう際も「このようなご縁をいただき、光栄でございます」と使えるので覚えておきましょう。
一方で転職活動中に内定を期待して「どうぞ、ご縁をいただけますように」と使うのは、少々いきすぎています。
ご縁は願って手に入るものでなく、自然と訪れるもの。
無理やり文に閉じ込めないよう、バランス感覚も心得ておきましょう。
「ご縁をいただく」を使った例文
・『この度は内定のご縁をいただきまして、誠にありがとうございます』
・『末長くご縁をいただけますよう、よろしくお願いいたします』
「ご縁をいただく」の類語や言い替え
似ている言い方に「ご縁を大切に」があります。
「御社とのご縁を大切に、これからも精進してまいります」と使います。
商談がまとまった後のお礼にも使える、前向きな言い回しです。
言い替えの表現に「良いお話をいただきまして」があります。
「この度は良いお話をいただきまして、非常に嬉しく感じております」と使います。
「ご縁」に抵抗がある時にも使いやすい、オーソドックスな言葉です。
覚えておきましょう。
まとめ
「ご縁をいただく」について解説しました。
明るい雰囲気のビジネス敬語を学んで、明日の仕事に活かしていきましょう。