この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「ご臨席を賜りまして誠にありがとうございます」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「ご臨席を賜りまして誠にありがとうございます」とは?
「ご臨席を賜りまして誠にありがとうございます」のフレーズにおける「ご臨席」は、「改まった会合や式典に出席すること」を意味する言葉です。
次の「賜りまして」は、「もらう」の謙譲語の「賜る」に、丁寧語の「ます」と接続助詞の「て」が付けられた表現です。
また、「誠に」は「本当に」との意味です。
そして、最後の「ありがとうございます」は、感謝の気持を表す「ありがとう」に、「ある」の丁重語の「ござる」と丁寧語の「ます」が付けられたものです。
以上より、「ご臨席を賜りまして誠にありがとうございます」のフレーズは、「(会合や式典に)出席してもらって本当にありがとう」といった意味の丁寧な敬語表現となります。
「ご臨席を賜りまして誠にありがとうございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご臨席を賜りまして誠にありがとうございます」のフレーズは、目上の方が改まった会合や式典に出席してくださったことに対し、感謝の気持を伝える表現です。
「ご臨席を賜り」が非常に改まった表現なので、一般的には単に会議に出席してもらった場合に使われることはありません。
「ご臨席を賜りまして誠にありがとうございます」を使った例文
・『弊社の創業30周年記念式典にご臨席を賜りまして誠にありがとうございます』
・『〇〇様の定年退職に際しての感謝の集いにご臨席を賜りまして誠にありがとうございます』
「ご臨席を賜りまして誠にありがとうございます」の類語や言い換え
「もらう」の謙譲語の「賜る」は、「いただく」に換えることができます。
したがって、このフレーズは「ご臨席をいただきまして誠にありがとうございます」と言い換えることができます。
また、後半の「誠にありがとうございます」は「深く感謝申し上げます」と言い換えることもできます。
まとめ
「ご臨席を賜りまして誠にありがとうございます」のフレーズは、「(会合や式典に)出席してもらって本当にありがとう」といった意味の丁寧な敬語表現です。