会社関係者の方が亡くなったと、風の噂で聞くことがあります。
「ご葬儀」の正しい使い方を見ていきましょう。
「ご葬儀」とは?
「ご葬儀」は「葬儀」に「ご」を付けた形をいいます。
亡くなった方とお別れするセレモニーをあらわし、一般的には通夜の次の日におこなわれる式典をあらわします。
亡くなった方に、感謝の心を告げる儀式をいいます。
「ご葬儀」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
取引先の社長、あるいは上司の家族の方など、突然の不幸を耳にすることがあります。
とくに創業者や会長などトップクラスの方が亡くなる時は、大規模な社葬が盛大におこなわれます。
先方とのこれからの関係を考えて、ご焼香に伺う、弔電をお送りするなど失礼のない対応をとっておきましょう。
またこういう時に使用するのが「ご葬儀」という言葉です。
葬儀の開催場所や開始時間が分からず「明日のご葬儀は何時からおこなわれますか」と関係者に尋ねる、あるいは「心に残るご葬儀でした」とご遺族の方にお礼を伝える時に用いられています。
一方で身内の立場で「ご葬儀」と呼ぶのは、一般的ではありません。
「告別式や葬儀」と直して用いておきましょう。
「ご葬儀」を使った例文
・『ご葬儀の場所と時間を教えていただけませんか』
・『明日のご葬儀に、供花をお送りしたいのですが』
「ご葬儀」の類語や言い替え
同じような表現に「通夜」があります。
告別式の前日におこなわれる式をいい、火葬場に行く前の段階をあらわします。
亡くなった方のお顔を拝む最期のチャンスになるので、都合をつけて参列しておきましょう。
また「告別式」は葬儀の中に含めることも多く、通夜の翌日におこなわれるセレモニーをあらわします。
お別れを告げる式と書く通り、感謝の思いを伝える式典です。
ご焼香や献花をさせてもらい、丁寧にお参りしておきましょう。
まとめ
「ご葬儀」について見てきました。
取引先など上役の方が亡くなったら、それ相当の対応をしておきたいものです。
礼を失することのないよう、上司と相談しつつ丁寧な弔いをしてみてください。