この記事では、ビジネス上でも使われる事がある「ご足労おかけし恐縮ですが」の言葉の意味や、使用法に関して説明します。
「ご足労おかけし恐縮ですが」とは?意味
ご足労おかけし恐縮ですがは、ごそくろうおかけしきょうしゅくですが、と読まれる言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば分かる事となりますが、足を運んでくれた相手を労う語である、足労を敬語表現にした、ご足労の文字に、手間をかけさせてしまい申し訳ない、という意味を所有する、おかけし恐縮ですが、の文字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。
以上の事からご足労おかけし恐縮ですがは、わざわざ足を運んで貰って非常に申し訳ありませんが、という意味を示すのです。
「ご足労おかけし恐縮ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ご足労おかけし恐縮ですがは、出向いて貰ってすみませんが、という意味の言葉として用いられています。
要するに、会社等に来てくれた相手を労いつつ、お詫びを言う際に使われる事が多い言葉です。
ただし既に来てくれた相手に言うだけでなく、これから訪問してくれる相手に対してビジネスメール等で、前もって労う時にも使用されていたりします。
更に足労ではなく、ご足労という風に敬語表現を駆使している事から、ビジネスシーンでは部下の様に明確に目下と呼べる人物に使うには、大仰過ぎる言葉です。
取引相手やお客、上司といった気遣うべき、目上の人物に対して用いる言葉となっています。
「ご足労おかけし恐縮ですが」を使った例文
・『打ち合わせは本日の14時からとなっていますので、ご足労おかけし恐縮ですが何卒よろしくお願い致します』
「ご足労おかけし恐縮ですが」の返答や返信
ご足労おかけし恐縮ですがは、出向いてくれた相手等に対して、労いと共に申し訳無さを伝える際に使われる事が多い言葉です。
ただしわざわざ、ご足労という敬語が使用されている事から理解出来る様に、この言葉は敬うべき、立場が上の人物に対して用いられています。
そのためビジネス上では、取引相手とか上司、お客といった人物に使われているのです。
逆に言うと、この言葉に返答や返信を行うのは、相手よりも有利な立場の人間という事になります。
もっとも訪問した事への労いの言葉なので、このご足労おかけし恐縮ですがに対して、直に返答や返信する事は余りなく、あるとすれば、いえいえ、という風に謙遜する言葉を挙げる事が可能です。
まとめ
ご足労おかけし恐縮ですがは、足を運んでくれて心から申し訳はありません、という意味の言葉となっています。
わざわざ出向いてくれた相手に対して、感謝とお詫びの気持ちを伝える際に使われる事が多いです。
もっとも出だしのご足労を見れば分かる様に、敬語が駆使されているので、ビジネス上では部下の様な立場が下の人間に使うべきではなかったりします。
上司や取引相手といった、敬いが必要な目上の人物に使用すべき言葉です。