この記事では「ご都合のよい時間にお伺いしたいと思っております」について解説をします。
「ご都合のよい時間にお伺いしたいと思っております」とは?意味
聞き手にとって差し支えのない時間に訪問をしたいと考えている、という意味です。
「ご都合」は「都合」に「ご」を添えて、敬意を表す言い方にしたものです。
他人の行動や持ち物などを表す語に「ご」を添えると、その人に尊敬の意を表す形になります。
「よい」は差し支えないという意味です。
「お伺い」は「伺う」の連用形の「伺い」に「お」を添えています。
動詞の連用形に「お」を添えて、その後に「する」を続けた形で、謙譲の意を表します。
「伺う」は「訪れる」「訪問する」の意の謙譲語です。
「たい」は話し手の希望を表します。
「ております」は「ている」の丁寧な表現です。
「ご都合のよい時間にお伺いしたいと思っております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手が聞き手のところを訪れたいときに用います。
連絡をせずに訪問をすると相手の迷惑になります。
これから用事があって訪問客の相手をできない、忙しくて対応ができないなど、突然に訪れられると不都合です。
そのため、訪問をするときには事前に連絡をしておきます。
訪れる時間は相手の都合にあわせると、迷惑をかけにくくなります。
この言葉は「都合がよい時間に訪れたい」という話し手の気持ちを表しているもので、「都合がよい時間を教えてください」という意味ではありません。
そのため、この後には都合を尋ねる言葉を続けます。
「お〜する」が謙譲の意、「伺う」が謙譲語なので、「お伺いしたい」は二重敬語です。
この場合は「伺いたい」とします。
「ご都合のよい時間にお伺いしたいと思っております」を使った例文
・『○○のご説明をしたいので、ご都合のよい時間にお伺いしたいと思っております』
「ご都合のよい時間にお伺いしたいと思っております」の返答や返信
差し支えのない時間を尋ねられるはずなので、都合のよい時間を知らせましょう。
いくつか候補を出しておくと、相手がこちらの都合にあわせやすくなります。
3〜5つくらい候補を出しておくことが望ましいです。
訪問を断りたいときもあると思います。
断るときは、「申し訳ない」という気持ちを示すようにすると、相手に嫌な思いをさせにくくなります。
まとめ
この言葉は、相手のところを訪れたいときに伝えるものです。
突然訪れると迷惑になるので、事前に連絡をしておきましょう。
訪れる時間は相手の都合にあわせると迷惑をかけにくくなります。
訪問先の人のことを考えた対応をするようにしましょう。