この記事では「ご高覧いただきありがとうございます」について解説をします。
「ご高覧いただきありがとうございます」とは?意味
見てもらったことへ感謝を伝える言葉です。
「ご高覧」は、見ることをその行為をする人を敬っていう語になります。
「高」はその人に敬意を表す意味のある漢字です。
「いただき」は「もらう」の謙譲語です。
「ありがとう」は感謝の気持ちを表します。
丁寧に表現をするときには、「ございます」を後に続けます。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語です。
「ご高覧いただきありがとうございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、目上の人に何かを見てもらったときに用います。
見るという行為をしてもらったことへお礼を伝える言葉です。
「高覧」自体に敬意が込められているのですが、「ご」をつけることがあります。
「高覧」は、相手を敬ってその人が見ることをいう語です。
「ご」は他人の行為を表す言葉について、その人に尊敬の意を表します。
やや硬い印象のある言葉なので、話し言葉ではあまり使われません。
もう少し柔らかい印象にしたいときは「ご覧」という言葉を使うとよいでしょう。
見ることを相手を敬っていう語です。
敬意を込めた表現なので、自分よりも下の立場のものに対して伝えると違和感があります。
自分よりも下の立場のものであれば、「見てくれてありがとう」といった表現の方が自然です。
「ご高覧いただきありがとうございます」を使った例文
・『お忙しいところ、ご高覧いただきありがとうございます』
「ご高覧いただきありがとうございます」の返答や返信
「いえいえ」「お気になさらないでください」などの返答が考えられます。
また、見た事柄についての感想を述べることもあります。
見てどうであったのかをすでに伝えており、その後にこの言葉をもらったのであれば、返信をしない場合があります。
もし返信をするなら、内容は短めにしましょう。
長文では読む手間をかけさせてしまいます。
まとめ
この言葉は、あるものを見てもらったときに伝えるものです。
敬意を込めており、目上の人に対して失礼にはなりません。
しかし、硬い印象を与えることもあるので、場面によっては違う言葉に変えるとよいでしょう。