ここでは「させていただけませんか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「させていただけませんか」とは?
「させていただけませんか」は、何かをしたいと丁寧にお願いするために用いる表現になります。
「この部分はこうさせていただけませんか」とすると、その部分をこうしたいと言っており、「当日は欠席させていただけませんか」のように、その日はそうさせてもらいたいといったようなお願いをするために使うこともできます。
どういった用い方をした場合も、そのようにしたいと伝えているため、この後にはその許可を出せる相手より、それをもらうことになります。
「させていただけませんか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「させていただけませんか」は、丁寧に下からそれをお願いするために用います。
少し崩した「させてください」と謙譲表現にしたものだと考えてよく、直接のお願いにはならない「させていただきたいと思います」という形にしても同様の使い方になります。
一方的なお願いをする時だけでなく、「そこはこのようにさせていただけませんか。代わりにこの部分はお任せいたします」といったように、そうさせてもらえればこうして構わないと交換条件のような用い方をしても構いません。
「させていただけませんか」を使った例文
・『以前に同じことをやりましたので、その部分は私に担当させていただけませんか』
・『私用がありますので、明日はお休みさせていただけませんか。その代わりに土曜日に出社します』
「させていただけませんか」の類語や言い替え
・『させていただいてもよろしいでしょうか』
より丁寧にした形がこちらになり、同様に何かをしてもいいかと訊ねるために用いられます。
この形にすると文章向けになり、口語にはあまり向かなくなりますが、そちらで使ってもおかしいという訳ではなく、とても丁寧に下からそうしたいというお願いをするために用いることができます。
まとめ
「させていただけませんか」は、そのようにしたいとお願いをするための表現です。
よって、この後にはその許可を出せる相手からの返事を待つことになりますが、そうさせてもらえれば、こうして構わないといった交換条件になる使い方をしても構わず、ここまで丁寧にはしない「させてください」の形でもよく用いられています。
