労いのメッセージをお伝えしたい時に、どのように伝えればいいか迷うことがあります。
「さぞかしお疲れのことと存じます」の正しい使い方と類似表現を学んでいきましょう。
「さぞかしお疲れのことと存じます」とは?
この場合の「さぞかし」とは「さぞ」を強くした言い方です。
推量の役割があり、相手の心情を想像する言い方になっています。
「きっと〇〇でしょう」という意味が込められています。
また「お疲れのことと」は、心理的あるいは肉体的な疲労をあらわします。
また「ことと存じます」は「ことと思います」の丁寧な表現です。
そのため「さぞかしお疲れのことと存じます」で「きっとお疲れのことでしょう」と訳せます。
クタクタに疲れている方を労う、癒しのひと言といえるでしょう。
「さぞかしお疲れのことと存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
苦労されている方を、励ます表現が「さぞかしお疲れのことと存じます」にあたります。
例えば豪雨の被害にあい工場の一部のシステムが壊れてしまった、あるいは業務上の事故が相次いでご苦労されているなど、大変な被害を受けた方に用います。
近しい方を亡くされて、心身ともに滅入った方の励ましにも使われているので、幅広く適用できるひと言といえるでしょう。
一方で「さぞかしお疲れのことと存じます」は安易に使うことは控えておきたいもの。
とくに目上の方にこの言葉を何度もかけると、同情されているように受けとめられ、気分を害するリスクもあります。
自分が同じ立場に立った時のことを考えて、もらってありがたい文を作るようにしましょう。
「さぞかしお疲れのことと存じます」を使った例文
・『大変なことが続き、さぞかしお疲れのことと存じます』
・『お見舞いのお手続きなどで、さぞかしお疲れのことと存じます』
「さぞかしお疲れのことと存じます」の類語や言い替え
似ている表現に「さぞご心配のことと存じます」があります。
近しい方の入院で気が滅入っている方に使える言い方です。
言い替えに「ご無理なさいませんように」や「どうぞご自愛ください」があります。
まとめ
「さぞかしお疲れのことと存じます」を解説しました。
相手を思いやる表現を知っていると、温かい交流が図れます。
ボキャブラリーを増やして、明るいやり取りに繋げていきましょう。