この記事では、「さぞご心配のことと思います」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「さぞご心配のことと思います」とは?
「さぞご心配のことと思います」は、相手が非常に心配している状態であることを気遣う丁寧な表現です。
「さぞ+ご心配+の+こと+と+思います」で成り立っている語で、「さぞ」は「想像したり、共感したりする様子」、「ご心配」の「ご」は尊敬語・美化語の接頭辞、「心配」は「ものごとの先行きなどを気にして、心を悩ますこと」、「の」は接続助詞、「こと」は「事柄」、「と」は接続助詞、「思います」は「思う」の丁寧語、全体で「きっと心を悩ませていることと思う」の敬語表現になります。
「さぞご心配のことと思います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「さぞご心配のことと思います」は、相手がミスややむを得ない事情で好ましくない状態になった時に、気遣う表現として使われます。
相手の事情を理解した上で使わないと、「人ごとの様に言うな」と不快な思いをさせる場合もありますので、慎重に使いましょう。
「さぞご心配のことと思います」の正しい文章表現
「さぞご心配のことと思います」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『さぞかしご心労のことと拝察申し上げます』
最も丁寧な表現の一つを紹介します。
「さぞかし」は「さぞ」を強調する語、「心労」は「あれこれ悩んで精神的に疲れること」、「拝察」は「推し量ること」の謙譲語、「申し上げます」は「申し上げる」の丁寧語で「行為の対象を敬う意」、全体で「きっとあれこれ悩んで精神的に疲れていることと推察する」の敬語表現になります。
「さぞご心配のことと思います」を使った例文
「さぞご心配のことと思います」を使った例文は以下の通りです。
・『突然の出来事で、さぞご心労のことと拝察申し上げます』
・『景気が一層厳しくなり、さぞご心労のことと拝察申し上げます』
・『一連の出来事について、さぞご心労のことと拝察申し上げます』
「さぞご心配のことと思います」の類語や言い替え
「さぞご心配のことと思います」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『さぞご心配のことと存じます』
・『心中お察しいたします』
・『ご心労いかばかりかと存じます』
まとめ
今回は「さぞご心配のことと思います」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。