ここでは「したがって」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「したがって」とは?
「したがって」は、前置詞として用いる場合と、何かに沿って、といった意味で使うことがある表現になります。
前者としては、それより前の条件などがあって、という使い方になり、「必要な部品がまだ到着していません。
したがって、作業に入るのはもう少し後になりそうです」のように用います。
後者としては、「この作業にはマニュアルがあるので、それにしたがっておこなってください」といったように使われており、マニュアルに沿ってその作業を行うように、と伝えている用い方になります。
「したがって」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「したがって」は、先のような2つの使い方をされています。
前置詞とする場合には、この前の内容があるために、という用い方をすることもできます。
そちらとしては、「それは今日中には終わらせることができそうです。
したがって、明日からは別の業務に入れると思います」のような使い方になります。
どちらの意味で用いる時にも、文章では「従って」と漢字にすることもでき、特に何か(誰か)に従ってください、といった使い方をする場合にそのように用いることが多いです。
「したがって」を使った例文
・『○○さんは少し遅れてくると言っていました。したがって、まずは彼抜きで始めたいと思います』
・『現場ではリーダーの指示にしたがって作業を行ってください』
「したがって」の類語や言い替え
・『よって』
この「よって」も、前置詞として、この前の何かの条件などがあって、またはその内容があるために、という用い方ができる表現です。
そのまま置き換えになり、こちらを堅くした表現が「したがって」だという関係だと考えて構いませんが、もう1つの何かに沿って、という使い方の代わりにはなりません。
まとめ
「したがって」は、この前の内容があって、それがあるために、と続けて使われる場合と、何かに沿ってという2つの使い方があります。
前者の場合には「よって」と言い替えてもよく、どちらの使い方でも漢字では「従って」と表記することができ、特に後者の使い方になる時にはよくそのように使われています。