丁寧な敬語の表現を知っていると、適切なやり取りができます。
「していただけます」の正しい言い方をおさらいしましょう。
「していただけます」とは?
この場合の「していただける」という文は、許可をあらわします。
「してもいい」という主旨の表現を、丁寧に直したフレーズです。
また「していただけますか」と語尾を改めていくと、お願いの文に変わります。
前後のニュアンスによっても、少しずつ意味が異なってくる、豊かな敬語といえるでしょう。
「していただけます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスの場でよく耳にする「していただけます」。
可能であることを示したい時、あるいは許可を出したい時、そしてお願い事をする時に用いられています。
ただこの文のみだと唐突に感じられることも多いので、依頼する際は「お時間よろしいでしょうか」や「少々お願いしたいことがあるのですが」と前置きをしてから、本題に移っていくと良いでしょう。
「していただけます」を使った例文
・『恐れ入りますが机を運ぶ、お手伝いをしていただけますか』
・『外のテーブルとベンチでも、ご飲食していただけます』
「していただけます」の類語や言い替え
似ている言い方に「して頂けます」があります。
平仮名が続いてしまうので「していただけます」を「して頂く」に直したくなりますが、こちらは誤った使い方です。
動詞が前にある場合は補助動詞としての働きに変わるので「して頂く」ではなく「していただけます」と平仮名に直して用いていきます。
このほか言い替えの表現に「いただけます」と「いただけますでしょうか」があります。
「こちらでお飲み物をお取りいただけます」や「お手数ですが、詳しい資料をお送りいただけますでしょうか」と使用できます。
スマートな敬語を使っていきましょう。
まとめ
「していただけます」を解説しました。
様々な敬語を取り入れて、上品なコミュニケーションを取っていきましょう。