「している以上は」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「している以上は」とは? ビジネス用語

ビジネスに限らず、内容を強調するための表現は数多くあります。

「している以上は」もその一例であり、これより解説いたします。

「している以上は」とは?

このフレーズは「Aしている以上はB」のように用います。

Bの部分には、行動や状態を表す内容の表現が続きます。

AとBの間には強い結び付きや因果関係があり、「Aしているので当然B(という状態や結論)になる」という意味合いを前提にしたフレーズです。

わかりづらいので、具体例で見てみましょう。

「一生懸命勉強している以上は、出来るだけ良い成績をあげたい」
「自然豊かな場所で暮らしている以上は、心穏やかな生活をすべきだ」
このように、Bの部分には「〜したい」といった希望や願望、または「〜すべき」「〜しなさい」といった義務や命令もしくは依頼の内容表現が続く傾向が見られます。


「している以上は」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

ビジネスでこの表現が使用されるケースとしては、「組織としての何らかのスローガンや目標としての使用」か、「個人としての意気込みのアピール」が主に考えられます。

前者であれば、「この業界で商売している以上は、業界トップを目指そう」または、「販売している以上は、最高品質をお客様に提供すべき」のような形が考えられます。

後者であれば、「管理職をしている以上は、その職責を全うしたいと思います」「この会社で従業員をしている以上は、会社に貢献するのが当然の義務だと考えています」といった使用があり得るでしょう。

勿論、「投資額が増加している以上は、その回収にも力を入れなくてはならない」のように、単純な説明に使用されることもあります。


「している以上は」を使った例文

それでは、上記以外に考えられる使用例を挙げてみましょう。

・『調査している以上は、しっかりとしたデータを得ましょう』
・『作家をしている以上は、名誉ある文学賞をもらいたい』

「している以上は」の言い替え

このフレーズの前後の内容において、その結び付きや因果関係がかなり強いことを表現出来るフレーズで代用します。

「しているからには」
そのまま「している以上は」と全く同じ意味で使用されます。

「役者を目指しているからには、いつかテレビドラマで主役をやりたい」のように使用します。

「している限りは」
こちらも同じ形で使用可能です。

「役者を目指している限りは、将来テレビドラマに出演したい」といった表現があり得ます。

まとめ

「している以上は」とは、このフレーズの前後の内容の間に、強い結び付きや因果関係があることを強調して示すためのフレーズです。

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