「すでにお聞き及びかもしれませんが」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「すでにお聞き及びかもしれませんが」とは? ビジネス用語

「すでにお聞き及びかもしれませんが」とは?

ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど、分かりやすく解説していきます。

「すでにお聞き及びかもしれませんが」とは?

「すでにお聞き及びかもしれませんが」とは、既に相手が知っているかもしれない情報を念のためお知らせしたい場面で使用できる言葉です。

「お聞き及び」とは「聞く」の尊敬語「お聞きになる」「届く」という意味の「及ぶ」を組み合わせた言葉で、それに逆説の接続詞である「〜が」を加えることで「もうすでに耳に入っている情報かも知れませんが」という意味になります。

丁寧な表現なので自分より目上の方や敬意を払うべき相手へも使うことができます。


「すでにお聞き及びかもしれませんが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは、ビジネスで「すでにお聞き及びかもしれませんが」を使用する場合、どのような使い方になるでしょうか。

たとえば、今月納品される予定だった製品が急遽1週間遅れて到着する見込みになったとします。

その際、部内に「すでにお聞き及びかもしれませんが、今月到着予定の商品が1週間ほど遅れて届くとのことです」といった形で周知すると、既に知っている人にも失礼のない丁寧な報告になります。


「すでにお聞き及びかもしれませんが」を使った例文

・『すでにお聞き及びかもしれませんが、明日のミーティングに部長も出席されるそうです』
・『すでにお聞き及びかもしれませんが、今月末に報告会を予定しています』
・『すでにお聞き及びかもしれませんが、来月で退社することとなりました』

「すでにお聞き及びかもしれませんが」の類語や敬語での言いかえ

たとえば「すでにご存じかもしれませんが」「お耳に入っているかもしれませんが」「すでにご存じでしたら恐縮ですが」などに言いかえできます。

相手が知っているかどうかわからない場面で使用する言葉なので、知っていて当然の情報を伝える時には「すでにご存じだと思いますが」「すでにご承知のことと存じますが」のような言い回しも使用できます。

まとめ

このように「すでにお聞き及びかもしれませんが」は、既に相手が知っているかもしれない情報を念のためお知らせしたい場面で使用できる言葉です。

ビジネスでもプライベートでも使える言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。

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