ここでは「するたびに」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「するたびに」とは?
「するたびに」は、何かを行うごとに、という意味で用います。
「彼は練習するたびにうまくなっている」といったような使い方になり、その彼は練習を行うごとに何かがうまくなっていると言っています。
「あの博物館はリニューアルするたびに新しい展示が増えていると評判だ」などという用い方をすることもでき、これらの使い方はどちらもいい意味となっていますが、「検査をするたびに悪くなっている」のような、悪い意味になる用い方をされることもあります。
「するたびに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「するたびに」は、それを行うごとに、と用いる表現になるため、一度ではなく、何度か該当の行為を繰り返している誰かの(何かの)様子を見ていたり、自身がそうだからこそ使える表現になります。
「この作業をするたびに短時間で行えるようになっている」のように使う例がその後者になり、この時にもそのようないい意味としてだけでなく、「描くたびに下手になっている気がしてならない」といったように、悪いそれになる用い方をすることもできます。
「するたびに」を使った例文
・『練習するたびに上達していると自分で感じているが、まだまだそこまでの腕ではないとも思っている』
・『この商品はリニューアルするたびに性能が上がっていると評判だ』
「するたびに」の類語や言い替え
・『都度』
この「都度」は、そのたびに、という意味で用いられます。
よって、「練習するたびに」は「練習する都度」と言い替えることができ、「リニューアルするたびに」は「リニューアルの都度」と使える表現です。
これらの用い方のように、そのまま「するたびに」の置き換えにはなりませんが、同じ意味で少し堅く使えるため、ビジネスシーンではこちらが用いられることが多くなっています。
まとめ
「するたびに」は、それを行うごとに、という意味で使われています。
そのたびに何かがよくなっている、または悪くなっているといった用い方がよく見られ、一度ではなく、何度かそういったことがあった、そういう様子を見ている、または自身がそうなので使える表現になります。