「せっかくなのですが」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「せっかくなのですが」とは?
「せっかくなのですが」とは、ビジネスの場において「大変申し訳ございませんが」または「うれしく存じてはおりますが」などという意味合いで使われている言い回しです。
普段から取引や商売などを行っている相手や得意先などから、業務や仕事などにおけるありがたい申し出や言葉などをもらえたものの、事情によって遠慮したりお断りの意を示さなければならない場合などに用いられている文言です。
「せっかくなのですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「せっかくなのですが」とは、「滅多にないような貴重な機会であるということは承知しておりますが」あるいは「ありがたいお誘いではございますが」などという意味合いで用いられている言い回しです。
ビジネス上で係わりのある関係各所に向けて、都合や予定などが合わないことによる自身や自社などにおける残念な気持ちを表明することができる文言で、断らざるを得ない分かりやすい理由やその時置かれている微妙な立場などについても丁寧に伝えておく必要があるでしょう。
「せっかくなのですが」を使った例文
・『御社の開催するイベントにご招待いただきましたものの、せっかくなのですが弊社側の勝手な都合により不参加とさせていただきます』
・『せっかくなのですが、開催予定の催し物における商品提供につきましては、今回は辞退させていただきます』
「せっかくなのですが」の類語や言い替え
・『二度とは訪れることのない貴重な機会とは存じますが』
・『勿体ないことは承知でございますが』
・『大変恐れ入りますが』
まとめ
「せっかくなのですが」とは、ビジネスシーンにおいて「うれしいお申し出を頂戴いたしましたが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解しながら、その時の場面や状況などに合わせて上手に使いこなしましょう。
