「それはそれとして」とは?
仕事の上での会話やメール文におけるこの語句の使用方法や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「それはそれとして」とは?
このフレーズは、それまでの話を否定することなく終わらせて、話題を変える時に使用されます。
一般の文章では「ところで」「では」といった表現をするのが通常です。
この言い回しによく似たフレーズとして「それはそうと」「それにつけても」という語句もあります。
どちらもこのフレーズとほぼ同じ意味合いですが、「それはそうと」は単に話題を変える場合に使用し、「それにつけても」はそれまでの話に関連した話題に変える時に使われます。
「それはそれとして」の仕事の上での会話やメール文における使用方法や、使うときの注意点
このフレーズはそれまでの話について否定することなく、相手を受容しつつ別の話題に変える際に用いる一種高度なテクニックを要する慣用句です。
例えば、「あなたの意見はわかりました。
しかし、〇〇という考え方もありますよね」というと、相手の意見を否定しているような印象を与えます。
それは、逆説の接続詞「しかし」を用いているからです。
その点、この言い回しを用いると、「あなたの意見はわかりました。
それはそうとして、〇〇という考え方もありますよね」と相手を否定することなく、スムーズに話題を変えることが可能です。
「それはそれとして」を使った例文
・『それはそれとして、新しい商品戦略について話し合いましょう』
・『それはそれとしてまだ一つ問題がある』
・『それはそれとして、次の議題にいきましょう』
「それはそれとして」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
すでに前述した「それはそうと」「それにつけても」のほか、「それはそれで」「それは置いといて」「それはさておき」などがあります。
まとめ
このフレーズは、それまで行なっていた話をいったん置いて、別の話題に転じる際に用いる言い回しです。
ビジネスの場面でもよく使われます。
ただし、似た表現も多くあり、意味合いは同じようですがニュアンスは異なりますので、よく理解した上で使用するようにしましょう。
