ここでは「だけあって」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「だけあって」とは?
「だけあって」は、それだけのことはある、という意味になります。
「これについてよく知っていると言っていただけあって、彼の○○に関する知識にはすごいものがあった」のような使い方に向いており、この手の用い方がよく見られますが、「ステンレスでできているだけあって、全く錆びることがありません」のように使うこともできます。
要は、先のようにそれだけのことはある、という解釈になる使い方をすれば問題なく、誰かや何かについて褒めるために用いられることが多い表現です。
「だけあって」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「だけあって」は、ビジネスシーンでも「○○さんは△△の資格をもっているだけあって、すごく頼りになる」などと用いられています。
「大きなことを言うだけあって、確かにいい仕事をしてくれた」といったような使ってもよく、いずれも何かがそれだけのことはある、といい意味で用いている使い方です。
その他に、「真夏だけあって、30度超えが当たり前の毎日です」のような用い方をしてもよく、このように使った時には必ずしもそれがいいという解釈にはならず、悪い意味になることもあります。
「だけあって」を使った例文
・『○○については任せて欲しいと言っていただけあって、すごく頼りになります』
・『年末だけあって、営業しているお店があまりないため探すのに一苦労です』
「だけあって」の類語や言い替え
・『だけのことはあり』
こちらも同じ意味になる表現ですが、「だけあって」をいい意味で用いる場合の言い替えに向いています。
よって、上の例文の最初はこのように置き換えても構いませんが、次の方はこう用いても意味こそ通るものの、あまり適している使い方にはならないので注意してください。
まとめ
「だけあって」は、それだけのことがある、という使い方をするための表現です。
それがいいことという用い方をする場合が多く見られますが、「真冬だけあって、とても寒い毎日が続いています」といったように、特にいい意味にはならない使い方をしてもよく、時には悪い意味として用いていることもあります。