「ついで」は日常生活でも使われているごく一般的な言葉です。
ビジネスの世界でも当たり前に使われていますが、ビジネス用語の「ついで」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「ついで」とは?
「ついで」とは、「ある物事を実効する時にその機会を利用して別の物事を一緒に行うこと」という意味で使われているビジネス表現です。
ある物事の実行に便乗する形で他の物事も実行するさまを表します。
ある目的が別の目的を果たすのにちょうど良い場合に使う言い方です。
本来単独で行うべき物事を他の物事に重ねて達成できるので手間や時間を節約できます。
ビジネス用語としての「ついで」は基本的には身の回りの小さなことに対して用いる表現です。
郵便局に行くのに合わせて銀行に寄ったり昼食の買い物に便乗しておやつを購入したりなど個人レベルの行動に対して使うことが多く、取引や契約といった商行為に対しては基本的に使いません。
「ついで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ついで」という言葉には他の物事に便乗して達成するという積極性に欠けるニュアンスが含まれています。
合理的ではあるものの主体性がないと受け取る人も多く「ついで」という表現にネガティブな印象を抱かれるケースも少なくありません。
特に人に対する行為で「ついで」という表現を使うとぞんざいでいい加減な印象を与えてしまう恐れがあるので注意してください。
「ついで」を使った例文
・『荷物を届けるついでに買い物してくる』
・『買い物ついでに散歩する』
・『出張のついでに現地調査もしておく』
「ついで」の類語や言いかえ
本来の目的に付随するという意味では「オマケで」「便乗して」なども似たような意味になります。
ビジネス用語としては「かたわら」「しがてら」「一緒に」「まとめて」といった表現にも置き換えられます。
まとめ
「ついで」は日常生活でもよく使う言葉です。
使い方によっては悪いイメージを与えてしまうので気をつけてください。