ここでは「とても勉強になりました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「とても勉強になりました」とは?
「とても勉強になりました」は、何かを教示してもらった際に、それがとても役に立ったという意味で使われる言葉です。
ただし、ちょっとしたことでこのように返すのは大袈裟になることはあるので注意が必要です。
例えば、道を聞いたくらいでこう返答してはいかにもおかしく、知識として有用なことを教えてもらった時に使うべき表現です、また、他人行儀になるため、親しい仲で使うべきではなく、ビジネスでは他社の人間や上司、目上になる人間などに対して用いる言葉になります。
その場合、実はそれほどのことではなくとも、相手がさも自慢げに話したような内容に対してこう使っておくと、その相手の自尊心をくすぐることができます。
そういったうまい使い方もできると覚えておくといいでしょう。
「とても勉強になりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「とても勉強になりました」は、口語、文章のどちらでも使える言葉ですが、先のようにちょっとしたことで使うのはおすすめできません。
ビジネスで他社の人間が相手だったとしても、少なくとも自分が本当に知らなかったという内容が教示された場合に使うようにした方がいいでしょう。
「とても」とつけているので、それだけ勉強をさせてもらったという意味になっており、この表現では大袈裟気味になってしまうが確かに勉強にはなったといった場合には、それを外して単に「勉強になりました」と使うことができます。
この表現もまた、うまく使えばビジネスに大いに活かすことができます。
「とても勉強になりました」を使った例文
・『そこまでは知りませんでした。これはとても勉強になりました』
・『そのようなことまで教えていただきまして、とても勉強になりました』
「とても勉強になりました」の類語や言い替え
・『ためになりました』
こちらも相手から何かを教えられたといった場面で使う表現ですが、「とても勉強になりました」と比較するとそこまでの表現ではないため、比較的手軽に使うことができます。
「勉強になりました」と同等、もしくはそれよりも少し下の表現だと考えていいでしょう。
・『勉強をさせていただきました』
「とても」とはついていませんが、相手に対して謙ったこの形にしてしまうと、皮肉に聞こえてしまう場合も多いです。
よって、ここまでの表現はあまり使うべきではありません。
まとめ
「とても勉強になりました」は、相手に何かを教わった際にそれを表すために使います。
些細なことに使ってしまうと大袈裟になるだけでなく、時には皮肉ととられてしまうこともあるので、使う際にはそうとはならないように注意してください。